衝撃的な炎上がありました。
サプリで有名なDHCが自社のサイトに「会長兼CEO」の吉田嘉明氏が掲載した「やけくそくじについて」という文章を投稿したのです。
これは、DHCがYouTube番組「虎ノ門ニュース」で行っている、毎月335人に現金1万円が当たるプレゼント企画のことです。
このキャンペーンの背景やなぜヤケクソという言葉を使ったかを説明しているのですが、これが凄まじく伝えたい事から逸脱している文章になっていたのです。
当日は「#差別企業DHCの商品は買いません」というハッシュグがトレンド入りをする事態となりました。
(僕の応援しているえんとつ町のプペルもトレンド入り)
これについては「ヘイトスピーチだ!」「人種差別だ!」等、散々な意見が飛び大炎上となりました。

でもですね…
仕方ないとも思います。
だって、1941年生まれ(79歳)なんですね。
ある意味、しかたないのではないかと思うわけです。
なぜなら、かっこつけ方が違うのです。
僕は外見はいまいちですが、文章についてはかっこつけ方を熟知しています。
(文章はめちゃめちゃモテます!!)
それで言うと、この炎上した文章は50年くらい前ならカッコイイとされていた文章なのです。
それでは、吉田さんには申し訳ありませんが、今回の文章を題材とさせていただき、どのようなところに問題があったのかを超個人的に解説していきます!!
※本件に対するまともなご意見を読みたい方は別の記事をご覧ください。これは僕の個人的なブログです。
DHCの言いたい事
そもそもDHCの「やけくそくじについて」の文章はかなり乱暴な表現が含まれているため、読み取りにくいですがキチンと読解力があれば、実は結構読めるのです。
この文章で伝えたい事はただただ1点です。
・DHCのサプリは安くて高品質である
これだけです。
本当にこれだけの文章なのです。
いわば自社商品の愛の結晶です。
逆に、本当に自社の製品に自信と愛を持っている事は伝わってきます。
まさに、自社の商品を愛しているから故の壊れた文章なのです。
ただ、伝え方があまりにも壊れてしまい、顧客にはSIAM SHADE(シャムシェイド)状態になったのです。
壊れるほど愛しても1/3も伝わらない。
※知らない方は「SIAM SHADE 1/3の純情な感情」でググってください。
この壊れるほど愛しているDHCのサプリを、どうにかわかって欲しいという一心で書かれた結果があの文章なのです。
おそらく「あの文章のここが悪い」「ここが差別的な表現だ!」とか揚げ足をとるような記事は既にたくさん出回っている事でしょう。
なので、僕は少しだけ視点を変えて

だからやめた方がいいんだよ!!
という説明をしていきます。
冒頭3行でマウント取りに来てるよね
まず出だしですね。
浅薄な学識をもって「ヤケクソとはいかにも汚らわしい」と短絡的に思う人は多いようです。やけくそは「焼け糞」ではなく「自棄くそ」であり、「下手くそ」というように自暴自棄を強めて言うと「やけくそ」になるのです。
(「ヤケクソの由来」より引用)
汚いなぁ!!
と、言う事に対してのことだと思います。
すごいのが、いきなり「浅薄」と言う言葉を使っているところです。

「文章についてはモテる」とか言っておきながら、全然国語力がなくてびっくりしている。
【せんぱく】と読むらしい。
意味は「浅く薄っぺらい」という意味だ。
まんまやんけ!!
辞書で「足腰」を調べて以来の衝撃だ。
【足腰】
意味:足と腰
モテない男性にいませんか??
聞いてもいないの学歴(勤務先含む)言うタイプ
いきなり、俺はお前より頭いいんだぞと言うアピールをしてくるやつですね。
かくいう僕も「頭いいですよね」とよく言われるので最初は謙遜してましたが、最近は「いやいやいや、天才に毛が生えたようなもんですよ」と言う、意味の分からない返しをしたりしています。
この冒頭で伝えたいのは、下記のとおりです。
僕ならこう書きます。
やけくそって「くそ」ってつくけど「うんこ」の事じゃないんですよ。
ほら、若い人だって「とっても美味しい」こと「くそうまい」っていうじゃないですか?
それと同じですよ。
とても柔らかい表現であって、マウントを取っている感じはないと思います。
第二幕:モテないでしょう!彼はモテない!
DHCのサプリは国産の原料を使用し、どこよりも配合量が多く、どこよりも廉価である事から日本で最も愛用されている実質№1のサプリです。
サプリの売り上げ動向を専門に調査する矢野経済研究所では、その商品が何人の人に買われているのかの調査は一切行わず、売上額の多寡でのみ優劣を決めているため、売上金額ではDHCはサントリーに負けている事になっています。
しかし、どれだけ消費者に愛されれいるかの調査ではダントツ№1の結果を残しています。
(「ヤケクソの由来」より引用)
もうあれですよね
モテないタイプです。
振られた女性に新しい彼氏ができた時に
って言うタイプですね。
セルフイメージが道明寺司なんですね。
(実質№1の道明寺司:マンガ「花より男子」より引用」
それか、浮気性のくせに
とか、かっこつけてくるモテないやつですね。
※実はこの詩には続きがあって全部読むと実はかっこいいのです。
しまいには
男は顔じゃねぇ!
優しさだろ!!
おれ、優しさならダントツだぜ!!
と言っているようものです。
優しさとは、他の人に言ってってもらってなんぼなので、決して自分でアピールしてはいけないのです。
それと、女性は顔面偏差値の低い男性を褒める場合は
と褒める習性があるので、実は男性が自己アピールする優しさほど無意味な事はないのです。
DHCの場合も「実質№1」と言う事は自分で言っちゃいけないやつなのです。
ちなみに、僕は

ん?
というアピールを嫁に欠かすことのない男です。
しかも「矢野経済研究所は何もわかっていない!調べ方が悪い!」と言うのも、お門違いであり「お前は俺の事を何もわかっていない!お前がちゃんと俺を見ろよ!!」と言うのは、自己中心的なモラハラ思考が見え隠れしています。
と、悪く書いてしまいましたが、よく考えてみたらDHCさんの伝えたいことは、もしかしたら主婦の叫びに似ているのかもしれないですね。
「こんなに頑張っているのに、褒められることがない」
「どんなに頑張っても何もわかってもらえない」
という状況ですから、主婦の家事も同じことが言えますよね。
「サントリーを名指しで悪口言うなんて最低だ!」と言われていますが、よく考えたら世の主婦皆様も旦那の悪口を言ってますもんね。
「家事をやってくれない」「俺様旦那」「モラハラ夫」等など、DHC会長の言葉の陰には日本の男性教育の闇が見え隠れしています。
第三幕:はっきり言ってバカです
少し前ですが、経済産業省で「利用している(利用したい)機能性食品メーカーはどこか」と消費者にアンケート調査を実施していますが、DHCはサントリーの3倍強の支持率を取得しています(別表)。
矢野経済研究所にはなぜ売上個数で市場浸透率を発表しないのかと抗議をしましたが、聞き入れてくれません。
DHCでなら500円で売れるものを5000円近くで販売しているわけですから、売上金額の集計では、多くなるのは当たり前です。
消費者の一部は、はっきりいってバカですから、値段が高ければそれだけ中身もいいのではないかと思ってせっせと買っているようです。
(「ヤケクソの由来」より引用)
もう、これはですね…

感情論はいったん抜きますと、確かに「いいものを安く」をモットーにやっていると売上金額だけに注目されるのは分が悪い。
ですが、分が悪いからと言って「相手の評価方法を変えようとする」「自分をわからない相手が悪い」というのが、モラハラ思考なのです。
相手がどう感じるのかはお構いなしで、自分を思ったように評価してくれない人は悪だという危険な発想です。
途中に出てくる「売上個数で市場浸透率を評価するよう講義した」とありますが、これは
と言っているようなものです。
当たり前の話です。
アピールのTPO
ただ「自分の得意な分野で評価して欲しい」という気持ちを持つのは普通の事です。
ですが、アピールの仕方と場所が悪かったのです。

というよくあるやつです。
合コンで「俺、昔ワルかった」アピールや、「女性経験人数」のアピールしたりするようなものです。
つまり、モテないパターンです。
「消費者の一部は、はっきりいってバカ」というのは本当に言っちゃいけなかったですね。
完全に場所が悪かったです。
心の中で思っておくか、社内の人と居酒屋で言うにとどめておかなければいけなかったのです。
だって発信した場所が「消費者の一部」に向けて言っているのですから。
インターネットだからわかりにくいですが、ネットは言いたい事を言っていい場所ではなくその向こうには「人」がいる事を忘れてはいけません。
とは言え、79歳の方なのでその感覚は僕らより持ちにくいのも事実ですよね。
なので、問題はDHCの会長さんが発信した時に止められるスタッフがいなかった事だと思います。
第四幕:男は一目置かれたい
サプリの接種はあまり勧めない医者も中にはいますが、その大半の理由が「医療品の比べてサプリは配合量が少なすぎるから効かない」というものです。
ただし彼らの多くは「サプリを飲むならDHCが一番」と言ってくれているようです。
他者のサプリに比べて圧倒的に配合量の違いがあるからです。
(「ヤケクソの由来」より引用)
もうね…、モテない…
これはモテないですよ。
少し話はズレるかもですが「悪友達自慢してくる小ヤンキー」みたいです。
だって「サプリを飲むならDHCが一番って言ってくれているようです」って…
たぶん「言ってくれてる」じゃなくて「言ってくれてるはず」の間違いです。
なんか「俺、一目置かれてるんだぜ」って言うのを自分で言っちゃうことで小物感が出てしまうのです。
ジャニーズ事務所に自分で履歴書送ったくせに「姉貴が勝手に送った」と嘘をついているくらい小物感が感じられるのです。
と、かなり悪く書いてしまいましたが、79歳の年齢を考えると60年前の「他人より抜きに出なきゃいけない時代」でのアピール方法は、このように「自分は他者から評価されている」と言うのを前面に出すことが効果的だった背景があるように思えます。
決して吉田氏が全面的に悪いわけではなく、アピールの仕方が時代に合っていなかっただけのようにも思えるのです。
第五幕:思いは届く!!
すべての面でこれほど良心的に誠意をもって長年取り組んできたサプリ製造販売会社はDHC以外どこにも見当たりません。
なぜ消費者はわかってくれないのかというのが私たちの切なる思いなのです。
原価ぎりぎりで販売をしているDHCでは当然ほとんど儲けがありません。
これだったら買ってくれるかと、もう自棄くその気持ちで「ヤケクソくじ」を始めることにしました。
(「ヤケクソの由来」より引用)
しつこいようですが、自分で言っちゃだめよ…
これを恋愛に例えると…
だが、どうしてお前は俺の事をわかってくれないのかと言うのが俺の切なる思いだ。
もう収入のギリギリで生活している俺にはほとんど貯蓄はない。
これだったら振り向いてくれるかもと、もう自棄くその気持ちで「ヤケクソ貢ぎ」を始めることにしました。
僕が友達だったら

もっとお前を大切にしてくれる人を好きになれよ!!
と言うでしょう。
でも、僕が友達じゃなかったら

絶対に想いは届くよ!
頑張れ!!
と、心の中でニヤニヤしながら背中を押すでしょう。
DHCの会長さんは、もしかして若かりし頃「相当な貢ぎをして振り返ってもらえなかった」トラウマがあって、それを今でも潜在的に忘れられなくて、その思いが筆に乗ってしまってこのような未練がましい文章になってしまったのではないでしょうか?
もしかしたら、この乱暴な文章も昭和の時代では淡く切ないラブストーリーだったのかもしれません。
↑かめぴょんが読んだ本の中で最も悲しい男の話。
ストーカー小説で、まさかの「加害者側の心理描写しかない」とんでもない小説。
しかも、エログロがない、ただただ悲しい思いの凄まじい小説。
第六幕:ここテストに出ます!
消費者に還元したいのなら、売価をさらに安くしたらどうなのかという考えもあるでしょうが、そうすると安いから買いたくないというサントリー種族をさらに増やすことになります。
過去の売上からすいそくして、これくらい売れるだろうという予想売上高の1%をくじの形で還元することにしました。
大きな出費であり大きな賭けなのです。
売上が増えると全体の還元額も増えていくと言う仕組みです。
(「ヤケクソの由来」より引用)
結果論になってしまい申し訳ないですが、大きな出費と大きな賭けにでましたが、見事逆効果になってしまいました。
「売上が増えると損をしてしまう」ということ自体は本当に企業としての賭けだったのでしょう。
でも、いかんせん伝え方が悪かった。
是非、この本を一読したほうがいいでしょう。
もう、DHC会長が本当に廉価で高品質なものを作る努力をしてきたのはわかりましたが、押し付けがましさが前面に出てきてしまったのです。
それくらい伝え方と言うのは大切なのです。
ましてや、サントリーを名指しして「高額商品を買っている人」をサントリー種族と呼び、前文から紐づけると「カモにされているバカな消費者」になってしまう文章構成が全然イケてないのです。
国語のテストに出せるレベルです。
売価をさらに安くしたらどうなのかという考えもあるでしょうが、そうすると安いから買いたくないというサントリー種族をさらに増やすことになります。
模範解答:消費者の一部は、はっきりいってバカなので、値段が高ければ中身もいいと思い、DHCの商品は買わないサントリー種族が増えると言う気持ち。
きっと、僕の文章を読んでいる人も
と言う声が聞こえてきそうです。
言わせてください…

第七幕:女性はみんな気づいている
商品の見栄をよくするために有名なタレントを次々と起用し、そちらに多額のお金を湯水のように使っている会社よりは、よほど良心的だとは思いませんか??
(「ヤケクソの由来」より引用)

これは、男性がやりがちですが「他人を落として自分の評価を上げようとする」典型です。
例えば男友達と飲みに言って、こんな相談されたらどう思いますか??
絶対オレの方が、アイツを愛してるし、俺と一緒にいる方が幸せになれると思わないか??
たぶんロクな奴じゃないと思います。
女子で言うと
と言う人です。
綺麗な人の生活様式見たらわかりますが「綺麗を保つ」って結構すごい事なんですね。
まぁ中には本当に顔でしか評価しない男性もいるので、あながち間違いではないと思います。
ですが、ブスに「あんなの顔いいだけで性格悪いよ」と言われている人は、実際は性格いい事が多いし、他人に向けて「性格悪い」と発信してしまっているあなたの方が性格が悪いという話ですね。
共通していえる事は、相手方の方が魅力的な人間である事は間違いないと言う事です。
DHCの会長さんに当てはめてしまうと、商品の見栄をよくするために行うのが広告であり、そのイメージを売っているのがタレントです。
タレントさんはイメージを売っているので、私生活でもリスキーです。
不倫でもしようものなら、マスコミに公開火あぶりにされ、市民はそれでキャンプファイヤーをします。
やけくそどころではありません。


男性が得意げに誰かの評価を下げて自分を上げようとした時にに、女性は
と言ってくれますが、あれは嘘らしいです。
キチンと心の中で「この人はナシだな」って思われているのです。
そう言えば、女性と飲む時みんな僕の話に「かめぴょん、すごーい」って言ってくれるなぁ。
騙されてるのかなぁ…。
第八幕:差別用語はナシです
サントリーのCMに起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員コリアン系の日本人です。
そのためネットではチョントリーと揶揄されているようです。
DHCは起用タレントをはじめ、すべてが純粋な日本企業です。
まもなく操業50年を迎えようとしている老舗の会社です。
今、雨後の筍のように出てきた幾多数多同業者とも一線を画しています。
まだまだ残っているはずの賢明な消費者に私は一縷の望みを託しているのです。
(「ヤケクソの由来」より引用)
こればかりは、本当にひどいですね…。
企業としてダイバーシティ(多様性)についてどう考えているのが問われる文章だと思います。
DHC会長さん個人がどう思っているかは、もはや個人の見解なのでどうでもいいです。
それは個人のブログで発信すればいいと思います(僕のように)。
いや、企業だから言っちゃいけないと言う事もないのですが、言ってもいいけど、言ったらどういう目でみられるか分かったうえで言ってる?と言うところです。
ここが不思議なもので「そんなこと言ったらどういう目で見られると思ってるんですか?」と聞いたところで、本人はかっこよく映ると思って発信しているわけですよ。
先ほどの例と被りますが、合コンで「女性の経験人数」を自慢してく男は、普通に女性からも男性からもキモイと、思われます。
※「きもい」=気持ちが悪いの略称
ですが、言っている本人は「おれはこんな女性に好かれてるんだぜ、すごいだろう?そんなすごいお前もどうだい?」と本気で思っているのです。
本気で思っていなきゃ言えないのです。
差別用語の常用
そして、こればっかりは時代のせいとしか言えないのですが、差別用語を平気で使っているのが大問題です。
僕の親世代(60代後半)以上は、もう本当に普通に「差別用語」を使うんですね。
例えば今回の「チョン」と言う言葉は、今の若い子は知っていますか?
知らなくていいんですけど「朝鮮人」の事を蔑称を「チョン」と言っていたのです。
誰でも簡単に撮れるインスタントカメラの事を「バカでもチョンでも撮れる、バカチョンカメラ」って言っていたりしたんです。
他にも視覚障害者を「めくら」って言ったり、聴覚障害者を「つんぼ」って言ったり散々でした。
僕も小さい頃からよく聞かされましたが、その後いい育ち方をしたのでそういう事には嫌悪感を抱き、親ですら軽蔑しています。
でも、これは時代ですよね。
僕は運よくそういういい時代に育ったから、そう感じれるようになっただけで79歳であれば致し方ないのかもしれないです。
だから、どうしてスタッフが誰も止められなかったのか不思議でなりません。
とにもかくにも2020年に蔑称使ってる人はダメです。
悪口を本人に伝えちゃう人
もう一点、これもこの章で大切な内容です。
「チョントリーとネットで揶揄されているようです」
チョンと言う言葉を使っている事が問題過ぎて、あれですが…
ネットで揶揄されているようですって…

と、言うのも皆さんの周りにもいませんか??
とか、他人が言った悪口をわざわざ本人に言ってくるやつ。
って、僕に言ってくるやつの9割は「そいつがそう思ってる」と僕は踏んでます。
いや、マジで楽しく飲んでる時に自分の悪口なんて聞きたかないんですよ、僕は。
中には「自分の悪口なんて屁でもねぇ。言わせておけばいいさ、弱い犬ほどよく吠えるってね」とか思える人はいいですけど、僕はシンプルに傷つくんでやめてください。
こんだけ発信してる身ですから、誰かを不快にしている事もあると思います。
でも、僕の悪口は僕に聞こえないように言うのがルールです。
僕の悪口言った人だって、まさか誰かを通して僕に届くと思っていなかったでしょう。
有名税とか言わないでください。
この「悪口を本人に伝えちゃう人」って、悪口言った人にとっても言われてる人にとってもデメリットしかないですよね。
何が言いたいかと言うと…
絶対にモテないと思うわけです。
でね、今回のDHC会長さんの「サントリーはネットで揶揄されているようです」と言う書き方も
「私が言ったわけではありませんけど、そういう噂を聞いただけです」
ってことですよね?
でも、これって「あなたがそう思ってるってことだよね??」が見事に当てはまると思うんですよね。
DHCの会長さんは、絶対にモテないと思います。
昔はモテたかもしれませんけど。
最終幕:熟年離婚
名称は少々ふざけているかもしれませんが思いは真剣なのです。
創業以来ずっと消費者の動向を見続けてきた私のやけくそな気持ちをわかっていただけたと思います。
(「ヤケクソの由来」より引用)
ざんねーん!!

名称はそんなにふざけていないが、伝え方がすさまじくふざけてしまっています。
これはですね、最後のこの文章だけ読めばとても真摯な文章なのです。
でも、ここに行きつくまでがダメすぎたために、どんないい事を言ってももう無駄な状態です。
何かに似てますよね??
そう、熟年離婚です。
この文章の全体構成は熟年離婚そのものです。
最後にどんなに素敵な御託を並べようが、奥さんを侮蔑して、相手の事を思いやるふりして自分の事だけ優先した来た男に待っている未来は「熟年離婚」です。
もう取り返しがつかないのです。
「創業以来消費者を見続けた私が」と言っていますが、途中で「一部の消費者はハッキリ言ってバカです」とまで言っています。
と言っているのと一緒です。
そして「私のやけくそな気持ちをわかってくれたと思います。」で締めていますが、まったく伝わっていませんでした。
こんな文章構成にしておいて「わかってくれたと思う」と書ける感覚が凄いです。
熟年離婚の時に、まさか自分が捨てられるとは思っていなかった男性と一緒です。
「自分がどう見られているか」という感覚がマヒしてしまっているのです。
きっと、年齢もあるでしょうが、地位も権力もお持ちのようですから周りに「自分の意見を否定してくれる人」がいなかったのでしょう。
強いては、この時代に対応できなかった価値観と言うのは、努力と成功がもたらした悲しい産物だったのかもしません。
とは言え、DHCの会長さんの想いを紐解くと、本当に会社の商品を愛しているし、品質に自信があるけどわかってもらえないのが悔しいという想いなのはわかりました。
わかりましたが、そうやって読み解いてくれた人って何人いるでしょうね?
僕もこのようにブログネタになると思ったから、頑張って読み解きましたが、言葉を間違えなければその思いは伝わったはずなんです。
やはりこの本をおススメするので読んでみてください。
人生で「誰もわかってくれない」と思う事もあると思いますが、あなたは伝える努力をしましたか?
「女房ならわかって当然だろ」「男は背中で語る」「沈黙は金」とか嘘です。
わかって欲しかったら、わかってもらう努力が必要
たったこの一言を伝えたかったのに10000文字も書いてしまった僕ってなんなんでしょうね。
きっとヤケクソだったんだと思います。
ちなみに、こんな風に書いてますけど僕はDHCを普通に愛用してます。
