人見知りを克服するシリーズの第2部です。
第1部はこちら。

前回は、あだ名の重要性を書いた。
今度は「肩書き」の重要性です。
肩書きと聞くと一般的には「主任」や「部長」や「エリア統括」とかを思いつくかもしれないですね。
肩書と言えば肩書ですが、どちらかと言うとコレは役職です。
ただ、この役職については「この人はどのくらいの決定権を持っているか」とかを判断できるなかなか便利なものですね。
但し、今回僕が言う肩書きは仕事での肩書きではなく、普段の生活で相手に覚えてもらうための肩書きの話です。

肩書きの重要性
今回の話は、合コンのように完全にはじめましての人の話ではありません。
SNSで事前にある程度絡みがあって、何らかのきっかけでオフラインで会った時にいかに覚えてもらえるかという話です。

あだ名(かめぴょん)もそうですがが、僕は肩書きさえ自分で名乗っているのです。
しかも、自分でおもしろとまで付けているのだから手に負えない。
つける薬があったら処方してもらいたいものです。
自己紹介を省ける
さて、僕をSNS上で知っている人は嬉しいことに
と言ってくれます。
先日なんて、イベント会場で女性に声を掛けられてそのまま飲みに行った程です(うらやましいだろ!!)。
つまり、はじめましてで既に相手は「ブログの」と「かめぴょん」と2つの情報があるのです。
と言う事は、いちいち自己紹介をしなくて済むのです。

なんか面白いこと言わなきゃいけない感もあるし。
ですが、事前にSNSで活動内容知っていてくれて、あだ名と肩書きが相手に伝われば「どうも、かめぴょんです」だけで、普通の人の自己紹介3分間分くらい相手に僕という人間は伝わっているのだ。
これならムスカさんの致命的なミス

を、言わなくて済むのです。
さて、僕に肩書きとあだ名を知っている上で
なんて言われたら、もう会話は弾む弾む。
その弾み具合たるや、シマウマの草食いたさや
(↑草食いたいシマウマ)
チーターのサバンナ走りたさに匹敵する
(↑走りたいチーター)
もう、誰にも止められないくらい弾むのだ。
つまり、SNS上で「〇〇の」という肩書きを持っている人は、名前を言われた時に
となるのです。
例えば、日本でかなり平凡な名前である鈴木でさえ、肩書きが「美しい魔闘家」であれば、絶対に忘れる事はないでしょう。
(ジャンプコミックス「幽遊白書」より引用)
強すぎる肩書き
先程の説明で「あだ名と肩書きを掛け算するといい」と説明しました。
僕の場合は苗字に「亀」が付く割と珍しい上に、イジりやすい苗字なので最初から覚えてもらいやすさはあります(思春期には確実に亀頭と呼ばれる)。
しかし、例外もあるのです。
それは肩書きが強すぎてもう名前どころじゃなくなるパターンだ。
それがこの方、友人の小山さんです。

肩書は便器男子です。
ビジュアルも印象的な上に「便器はアートだ」と言っているです。

更には、便器を持ち歩いているのです。
一度「ちょっと車に便器取りに行ってきていいですか?」と聞かれたことがあります。
車に便器が入ってるのは小山さんかリフォーム業者だけだと思います。
もう肩書きが強すぎて、何がなんだかわからないのです。
昔B’Zで「いつかのメリークリスマス」という曲があった。
その歌詞にこんな一節がある。
ゆっくりと12月のあかりが灯りはじめ
慌ただしく踊る街を誰もが好きになる僕は走り閉店まぎわ
君の欲しがった椅子を買った荷物抱え電車の中
一人で幸せだった(B’Z:「いつかのメリークリスマス」より引用)
とてもいい曲だし、詩の情景も美しい。
だがしかし、これが小山さんの場合こうなるのだ。
ゆっくりと12月のあかりが灯りはじめ
慌ただしく踊る街を誰もが好きになる僕は走り閉店まぎわ
君の欲しがった便器を買った荷物抱え電車の中
一人で幸せだった
もうカオスだ。
いつかのメリークリスマスじゃない。
いつまでも来ないで欲しいクリスマスだ。
いつまでも手をつないでいる場合じゃないのです。
こんなとんでもないクリスマスを喜ぶのはTOTOかINAXだけだ(現:LIXIL)。
ここまで肩書きが強くなると小山さんがいない時に
となるのです。
もはや、小山という名前すらいらなくなくなっている。
ひょっとしたらデスノートに「便器」と書いたら

こんな事になるんじゃないかと思っています。

(↑↑↑小山さん死亡)
すみません。
小山さんの事書いてたら、あまりにも書きながら自分で面白くなってしまい筆がノッてしまいました。(一応、本人の承諾のもと書いてます)
クローズドクエスチョン
さて、今更ですが本題に戻します。
肩書きが強いと質問が限定されるんです。
皆さんも小山さんにあったら「とりあえず、便器の話すればいいや」と思うはずです。
あの初対面で

という嫌な空気はなくなります。
人見知りの最大の原因はこの沈黙を打破するすべを持っていないという事なのです。
つまり、肩書きを持つということは自分のキャラ付けをするということです。
一言で「何が好きで、どんな事に興味を持っている」と言うことがわかるフレーズを名乗ることが重要です。
そうする事で、相手もあなたに対して話題を振りやすくなるから、会話は弾むのです。
僕を含めて人見知りじゃない人は、おしゃべり上手で会話が弾んでいるのではないのです。
あえて質問しやすいスキを作ることで、自分への質問を限定的にさせるのです。
無限に質問があるとコチラもどぎまぎして気まずくなるが、質問を限定させる事で、その質問に対してだけ答えを用意しておけばいいのです。
例えば、よくわからないですが「磨き屋です」と肩書きを名乗ったとします。
こう言われたら、100%「何を磨いているんですか?」と言う会話になるでしょう?
そうなると田中さんは「何を磨いているのか」という答えを用意しておけばスムーズに会話ができるのです。
これが「はじめまして、田中です」しか言わないと、次に飛んでくる質問は無限にあるので、田中さんは会話を予想できないですよね??
しかし、される質問がわかっていれば、自信満々に笑顔で答えれるから、その場の空気も暖かくなり印象もガラリと変わるでしょう。
これは営業テクニックの一つで限定質問(クローズドクエスチョン)という技術の応用なのです。
合コン後に「次どこ行く?」と拡大質問すると「どうするー?」とダラダラするけど、「カラオケか、ボーリングか、飲み直すのどれがいい?」って聞くとスムーズに決まると言う技術。
いかがでしたか?
みなさんも小山さん程ではなくとも個性的な肩書きを自分で決めて、SNSで発信してはどうだろうか??
自分をブランディングすると言うのはこういう事ではないでしょうか??
