皆様は価値を高める時の方法って聞くと、どうお考えになりますか??
世間では「いいものを安く」や「お値段以上」等のキャッチフレーズが流行り、より高品質なものを提供することこそが価値を高めると考えられています。
長引く不況の煽りもあり、より品質を高めて安くすることが価値とされていました。
ただ品質が上がりすぎて、高品質な物が価格競争してしまって価格を上げれないという現象が起こってきます。
※難しく言うとコモディティ化っていうよ!
あらゆるものがコモディティ化した世の中では価値を高めることは容易ではありません。(だって高品質で安いものが溢れてるなら、いいもの安く買うじゃん)
さて、そんな中での時代の革命家西野亮廣はとんでもない手法を使って、あるものの価値を高めました。
それは何か?
カバー曲の価値です。
カバー曲は基本的にオリジナルを超えられない
皆さんも好きな音楽アーティストさんがいると思います。
僕はTHE BLUE HEARTSが好きなんですが、ブルーハーツの曲も色んな方がカバーしています。
カバー曲だけのトリビュートアルバムと言うのも出ていて、もちろんファンとしてはチェックしていますが、なんやかんや原曲が1番いいと思ってしまいます。
他にもカバー曲がメイン活動のMay J.さんも、物凄い歌唱力で、とてもキレイなのにカバー曲を多く歌うことから「他人のフンドシ系アーティスト」と揶揄されてしまっています。
こういう事を言う人には
という心理が働いているんだと思います。
おそらく、原曲こそが完成品であり、カバー曲は原曲の引き立て役と位置付けているのだと思います。
合コンにくる美人みたいですね。
自分こそがかわいくて、連れてくる友達は自分の引き立て役と位置付けている状態。
そもそも品質が高い曲じゃなきゃカバーもされません。
つまり、カバーされるくらい原曲の品質をあげなきゃ価値は生まれないんですね。
価値を上げるために品質を下げる
ところがどっこい西野亮廣という男はおかしな発想を持っているのです。
西野亮廣さんは「価値を変える」という言葉をよく使います。
CDを「音楽聞くもの」という価値観ではもう売れない。
AKBはCDを「握手券」と言う価値を変えたから売れているといった様
西野亮廣さんも、絵本を「お土産」「ギフト」と価値を変えているから売れているのです。
そこで今度は「カバー曲の価値」を変えてきたんですね。
さて本題ですが、今僕は西野亮廣さんの「夢幻鉄道」と言う作品に注目しています。
これは2020年6月現在では次の次の作品と言われています。
西野亮廣エンタメ研究所(オンラインサロン)では、少しだけ情報は出ていますが、それでもまだ謎だらけの作品です。
スタッフへの指示としての音楽
西野亮廣さんは絵本を分業で作っており、その仕事の進め方にはある特徴があります。
それは音楽を先に決めるという事です。
詳しくは魔法のコンパスという本の188Pに載っています。
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ちなみに文庫版の新・魔法のコンパスと魔法のコンバスは全くの別物なので気をつけてください。
スイマセン、脱線しました。
ここの説明については魔法のコンパスを読んでください。
さて、今までは「音楽」は指示書として機能していたのですが、今回夢幻鉄道を作る時にはもう一つの側面を持たせていました。
それが「広告効果」です。
実は夢幻鉄道という作品は既にオリジナル曲があるんです。
先程の指示書としての機能の曲ですが、それがスタッフ向けではなく、もう一般公開されているんですね。
あ、この曲は著作権もへったくれもありませんので勝手にアレンジしてYou Tubeに上げちゃっていいっすよ。
これによってなにが起きるのか?
これによって起こる広告効果は「作り手を増やす」と言う効果です。
なんだか面白そうだからカバー曲作ってみようかな
そうすると
西野はこうやって夢幻鉄道を色んな人の目に触れるように一般人に作らせてるんだな!
なんとなく
そして本物の夢幻鉄道にたどり着く
と言う流れを想像すると思います。
カバー曲が溢れれば本物が際立つ、あの合コンの美人理論のように思えんかもしれません。
いえいえ、西野亮廣はそんな男じゃございません。←謎の上から目線
まず、カバー曲を作っちゃった時点で、その後夢幻鉄道がリリースされたら買っちゃいますよね???
だってあなたはカバー曲作ったんだもん、その作品に思い入れがありますよね?
西野亮廣的には、カバー曲を作った時点で「共創者」としてカウントしています。
カバー曲作ったて別に西野には届かないでしょ
ところがどっこい
西野亮廣さんは、ひくくらいエゴサーチしてるんで絶対に見られてます。
メンヘラ嫌いで有名な西野亮廣さんですが、自己愛だけはメンヘラです。
この辺の「共創者」理論については革命のファンファーレの180Pページに記載がありますのでそちらを読んでください。
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カバー曲に価値を!!
さて、いよいよ本題です。
今回は「作り手=共創者」を増やすと言う目的において、圧倒的な原曲は必要だろうか??
では、圧倒的な原曲がなければ、逆にカバー曲の価値が高まるのではないか??
こんな新しい取り組みが夢幻鉄道なんです。
中央銀行(圧倒的管理者)がいるからお金が機能する。
中央銀行がなければお金は価値を失うのか??
いえいえ、中央管理者がいない新しいお金「仮想通貨」が誕生日し、逆にお金の価値を高めた。
合コンに来る美人(圧倒的管理者)がいるから合コンが機能する。
美人がいなければ合コンの価値はなくなるか?
いえいえ、かわいい娘をつれてくる普通の子が現れ、逆に合コンの価値を高める。
結局のところ、自分よりかわいい娘をつれてこない人と合コンすると、実は合コンの価値は下がるのです。
自分よりかわいい娘をたくさん連れてくる娘がいたら
超楽しいし、その連れてきてくれた娘が決してそんなに可愛くなかったとしても、そりゃ僕らはおごりますし、その娘を姫と崇めることでしょう。
合コンの価値は、かわいい娘と飲むコトじゃないんです。
みんなで楽しめるかどうかなんです。
かわいいこと飲みたきゃキャバクラ行ったほうが早いのです。
で、西野亮廣さんの話ですが、西野さんのカバー曲に価値をもたらせた方法は、まさにこの合コン理論なんです。
自分の曲のクオリティが高いと、周りがどれだけカバーしても「結局は原曲がいいよね」になってしまう。
これが、合コンの美人理論で周りが頑張っても、その美人にしかポイントが入らないのです。
これを西野さんの夢幻鉄道に当てはめます。
夢幻鉄道の原曲のクオリティは非常に低いです。
これが原曲です。
本人が歌ってますが、途中でジュース飲みに行ったり、咳込んだりします。
でも、これが原曲なんです。
これ以外ないのです。
曲自体はとても素敵ですし、西野亮廣が本気を出せば、キングコングの二人が歌った「えんとつ町のプペル」の様に、キチンとハイクオリティに仕上げることも可能です。
だが、西野亮廣は自宅で自撮りでギター1本でジュース飲みながら適当に歌って低クオリテに仕上げています。
できるのにやらないというやつです。
続々カバー曲に
そして、カバー曲がこちらのラインナップです。
男性ボーカルで断トツの歌声です。
甘く切なく歌い上げ、声にも芯があり誰が聞いても「こいつぁ、すげぇ!!」となります。
しかも、イケメンです
が、ご本人はビックリするほど天然キャラで「しゃべらなければイケメン」と言われています(僕もそう思います)
とにかく、歌詞をよく忘れ、自分のオリジナル曲の歌詞も忘れるレベルです。
自分のステージの演出で「オリジナル曲だからバックスクリーンに歌詞を表示しよう」と映し出したところ、歌詞が表示されたことで、歌詞を間違えまくっていることがバレるという珍事を起こしたりします。
ハイトさんのオンラインサロンはコチラです。
https://community.camp-fire.jp/projects/view/217486
ヤナエルさんは「満願寺の光る絵本展」の楽曲を作った方です。
今回、聞いてみて「わぁーすごい世界観溢れる歌だし、声も素敵」と思っていたら
なんと
これはまだ1stデモで、まったくもって完成品じゃないらしいのです。
いや、この完成度で未完成って、プロって一体なにかね?と思ってしまう一曲です。
この映像の冒頭ヤナエルさんがお話しているのですが、シンプルにしゃべり方がかわいいです。
単純に僕の好みの声です。
男性でハイトーンで優しい歌声です。
最初女性かな?と思ったくらいです。
肩書を見る限り、働きながらこのような活動をしているのでしょう。
とても応援したくなる方でした。
ボーカルのkarinさんが、奥華子さんのような透き通る歌声で夢見心地になる曲です。
こちらは、まだ出来ていない映画「夢幻鉄道」のエンドロールを勝手に作るという面白い事をやってのけたチームです。
勝手にやってるのに、あり得ないレベルの完成度に仕上がっています。
才能ある人が、お金のためじゃなく単純に遊んじゃってます。
「音楽」って「音を楽しむ」ってこういう事ですよね。
編曲、プログラミング、バイオリン、コーラス:毛利泰士
ギター:山本タカシ
ピアノ:今井隼
ボーカル:karin
ミックス:滝澤武士
映像:渡會恒太
Zeligworksロゴ : 阿萬智博
このブログの筆者かめぴょんさんだ。
かめぴょんさんは文章を書くのはすこぶるうまいが、音楽に関してはむしろ音痴だ。
なんとなくギターは弾けるが難しいコードは弾けない。
スナックcandy五反田店にギターがあるので、そこで弾けたらモテるかなという不純な動機で練習しているという動画です。
一曲だけ西野さんをも下回る低クオリティーのものがあるが、それ以外はどれもこれも原曲を圧倒的に越えてきています。
自分の原曲の品質を下げることによって、カバー夢幻鉄道の価値はぐっと上がったのです。
原曲が低クオリティだと「どのカバー曲が1番好きかなぁ」と言う無限の楽しみ方がありますし、これからも続々と出てくるでしょうから楽しみでなりません。
そして、このハイクオリティなラインラップに超低クオリテな自分の動画を貼り付けた僕の勇気を認めてほしい(おもしろいと思ったんです)。
西野亮廣さんは以前こんなことを言っていました。
何かを高めるためには、何かを低く設定することも大切
さて、長々書きましが今日お伝えしたい事はたった2つです。
②かめぴょんは合コンが好き
西野亮廣エンタメ研究所のメンバーの方、夢幻鉄道の曲をカバーしてみてはいかがでしょうか?メンヘラ西野さんは必ず見てくれますよ。
そして、Candyで僕と合コンしましょう。
文豪かめぴょんが勝手に作った「夢幻鉄道」のアナザーストーリーはコチラ↓
夢幻鉄道「ぬるくて甘いコーヒー」