面白い文章ってどうすれば書けるの?
ビジネスの場面でも、個人の発信(SNS等)でも、今の時代に必要なスキル「文章力」です。
文章力とは、ひと昔前(ふた昔前かなぁ)までは権威を示すことが目的でした。
そのために「俺って頭いいんだぜ感」を出すために、専門用語や時節の挨拶等をキチンと使えるかどうかが試されていました。
ですが、最近はわかりやすくシンプルで読みやすく、そして面白い文章が好まれています。

僕はありがたいことに、ものすごく色々な方に「文章が面白い」と言っていただけています。
また、ある時は酔っぱらったキングコング西野亮廣さんに「読んでますよ!天才っすね!」と言われたことがあります。
※お金を払って会いに行ったイベントの話です。
ただ、あまりにもベロベロだったのでたぶんリップサービスだと思います。
※西野亮廣さんは誰にでも「最高!」と「天才っすね」って言います。
さて、そんな面白い文章の書き方ですが、いろんな方にどうやって書いてるんですか?と聞かれます。
独学ではありますが、もちろん参考にした本というのはあります。

もくじ
面白い文章の教科書オススメ7冊
この日本人に学びたい:松尾スズキ
笑える活字を書かせたらこの人でしょう。
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かなり古い本なので、若い子達は書かれている対象の人が誰だかわからないと思います。
「益子直美」「飯島愛」「酒鬼薔薇聖斗」「ドロンズ」「知念里奈」「松本人志」等
ただ、独特の言い回しで活字で笑ってしまいます。
そして結構不謹慎な事を言いますが笑っちゃいます。
そして、これは買わいとわからないですが、画期的な注釈の使い方をしています。
本文に※があり、全ページの下の部分が注釈になっていて、そこの注釈がしょうもないことばかり書いてるんです。
例えばマザーテレサの注釈が「男性だったらファザーテレサ」とか、華原朋美の注釈が「桃の天然水のCMでひゅーひゅー言ってたが、その後小室哲哉に振られガスを吸って本当にひゅーひゅーした人」とかです。

でも、活字で爆笑したのは初めてです。
作者は劇団「大人計画」の主宰者の松尾スズキさんです。
大人計画は宮藤官九郎さん、星野源さん、片桐はいりさんなどが所属する異端者の集まりみたいな劇団です。
アラフォー以上で面白い文章の書き方を学びたい方にオススメの本です。
ブスの本懐:カレー沢薫
自虐を書かせたら勝てる人はいません
この方は「ブスに厳しいブス」で有名な方です。
ご自身がブスだそうですが(顔出ししてないからわかりません)、驚くほどブスを批判します。

この本では高校生の時にいた「ブスグループ」の驚きの生態が明らかになります。
こんなにも堂々と人の悪口を書ける人は他にはいないと思います。
とにかく恐ろしく悪口が飛び出しますが笑ってしまいます。
ですが、きちんと自分も落とすので超高度な自虐ユーモアの使い手です。
表面上だけマネすると痛い目をみます。
しかも、カレー沢薫さんは1982年生まれで僕と同い年なので、これまた例え話とかがいちいちアラフォーの心をくすぐります。
僕はおもしろい文章を書きたいと思った時は必ずカレー沢さんの本を読み返しています。
嫌われない毒舌を極めたい人にオススメの本です。
読みたい事を書けばいい:田中泰延
ふざけた文体ですが面白い文章で絶対に心の琴線に触れます
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僕らブロガーって書き疲れる事があるんですね。
ライティングと呼ばれる書き方を駆使して「求められているもの」を書きます。
ですが、田中泰延さんは「自分の書きたい事だけを書く」という方針のもと一銭にもならない文章を書きまくったところ、逆に唯一無二の存在になり依頼が殺到したとのことです。。
元々は電通のコピーライターだったこともあり、とにかく文章が突き刺さります。
そして、たまに嘘もつきます。
笑っちゃいます。
僕も書き疲れた時に必ず読み返して、心を軽くする本です。
とても柔らかくて面白い文章でユーモアあふれる文章の書き手です。
書くのに疲れた方にオススメの本です。
モテる読書術:長倉顕太
とげとげしい言い回しをしますが文章に魅力があります
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攻撃的だけど面白い文章なので、もしかしたら女性はちょっと抵抗感があるかもしれません。
ただし、物事の本質をつついてくる本です。
知識の重要性や、守破離の大切さ、成長における思考メソッドなどもありますが、とにかくタイトルから考えられないほど重要な事を教えてくれる本です。
そしてやはり独特な書き方です。
そもそもタイトルから少し挑発的ですが、かみ砕いて話し言葉で書くとこんなにわかりやすいんだと言う事がわかります。
もう文章から人格があふれ出てくるのがわかります。
面白い文章を書くには人格を溢れ出させる必要があるんですね。
話し言葉で面白い文章を書きたい方にオススメ
正しいブスの褒め方プレミアム:トキオ・ナレッジ
言い方次第で文章はいくらでも面白くなることがわかります。
言い回しだけで、悪口をとびっきりの面白い文章に昇華する技術が詰まっています。
全てが具体的でかつ使用例も書かれています。
しかも、本当に使えます。
例えば「酒癖の悪い人(酒乱)」を褒める時あなたはどうしますか?
「おまえ、酒癖悪いよ」と言えば角が立つわけですし、「お酒はほどほどにね」と言うのも嫌味になる…
そもそも、酒乱なんて褒めれないですよね?
でも、言い回しを変えるんです。

これは上手!
きちんち酒癖が悪いぞというメッセージは伝わっています。
でも、ユーモアに満ちているので「なんかうまいこと言った」みたいになります。
この発想をあなたの文章にも取り入れ見てはどうでしょうか?
ネガティブなメッセージをユーモアエッセンスでとびっきり面白い文章にしちゃうんです。
その書き方がこの本には書かれています。
ネガティブをポジティブに変えて面白い文章を書きたい人にオススメ!
おとこのるつぼ:群ようこ
あ、こういう視点で文章を書けばいいんだと思えます。
優しくも面白い文章で、男の言われたくないところをつついてきます。
この本が発売したころはモラハラなんて言葉はなかったと思いますが、登場する男性はもうモラハラ男ばかりです。
それを群ようこさんの切れのあるツッコみ視点で見事に面白い文章にしてしまっています。
臭いのする人、口説く人、いつもよれよれの服を着てる人、微妙にムカつく男等の生態を鋭いツッコみで後味すっきりなエッセイに仕上げてしまっています。
毒舌と言うほどではないですが、シンプルに笑えます。

ツッコみタイプとしての面白い文章書きたい方にオススメ!!
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった:岸田奈美
笑って泣ける文章とはこの人の為にある
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今、最もオススメするおもしろい文章を書くのがこの方です。
岸田奈美さん、通称「きなり」さんです。
「笑って泣ける」というジャンルではこの方に勝てる人はいないと思います。
とにかくユーモアあふれるワードセンスと底知れぬ優しさをまとっています。
文章もとにかく優しいです。
文章って絶対に人格が現れるんですけど、こんな文章書ける人は本当に優しいんだなと思える素敵すぎる作家さんです。
そして、本当に笑えるんです。
文章読んでて吹き出した事ありますか?

本を買う前にとりあえずこのブログを読んでみてください。
一時間かけてブラジャーを試着したら、黄泉の国から戦士たちが戻ってきた
絶対に岸田奈美さんのファンになります。
誰も傷つけない面白い文章を書きたい方にオススメ!
面白い文章は優しさでできている
文章って面白い程人間性が出るので、面白い文章を書くにはテクニックももちろん必要ですが、どちらかというとマインドを磨き上げる事の方が重要です。
人を笑わせられるって、優しさだと思うんですよね、僕は。
だって、その人の欲しい言葉を見つける作業ですからね。
もちろん人をイジって笑いを取る方法もありますが、僕は好きじゃありません。
ですから、上記の本を読んで笑わせられる程の面白い文章の書き方を学んでみてください。
この7冊は僕の面白い文章の骨子になっているバイブル的な本です。
是非読んでみてください!
おもしろブロガーのかめぴょんでした!