チコちゃんに叱られる!で「預金と貯金の違いってなに?」という質問がありました。
結論を先に言うと「郵便局に預けることが貯金で、銀行や信用金庫に預けることは預金」と言います。
そして、僕らは小さい頃から親に「貯金をしなさい」と言われ続けてきました。
貯金も預金も預け先が違うだけで、預ける側(僕達)には特に違いはありません。
では、少し深堀してなぜ貯金をしなきゃいけないんでしょうか?
まさかの時の備えとして貯金は大切です。
問題はそこではなく「貯金と預金の違いも知らない程、お金に対して思考を停止している」事に気が付かないと、お金なんて貯まるわけがないのです。

一発逆転儲け話!はありません。
お金は大切にしなきゃいけないけど、貯金する事がお金を大切にすることではないという事がわかります。
皆さん、貯金しろって言われませんでした?
預金しろじゃなくて。
この違いが、意外となぜ刷り込みが始まったかを紐解くキーワードになります。

こんなに貯金している国民は。
お金を大切にする=貯金ではない
親世代は更に親に、つまり祖父母に貯金しなさいと言われて育っています。
貯金主義エリート3世の僕らは、当たり前のようにお金は貯金しなきゃいけないと思っています。
まず大前提として、預金も貯金もただの金融資産です。
ATMに現金入れた時点で、現金はただの数値となるんです。

銀行は僕たちのお金を大事に保管してくれる金庫ではありません。
僕は子供の頃に思いました。

僕はその疑問をお父さんに聞きました。
父親から返ってきた答えが
と、子どもだから「そうなんだ」で納得していました。
おそらく父もよくわかってなかったでしょう。
このようにお金の疑問をもっても、お金と向き合わずとにかく貯金しなさいと教え込まれます。
そして、大人になってお金のと向き合って気がついたんです。
お金のことを大切にしてたら、絶対に全額貯金なんてしない
親はお金を大切にしなさいって言いましたが、それは本当に正しいと思います。
でも、大事にする=貯金ではありません。
預貯金は、ただの金融商品の一つ
世の中には色んな金融商品があります。
株式、債権、FX、投資信託、仮想通貨、保険、確定拠出年金等々
金融資産って言ったら上記の事を思い出しませんか?
なぜ、この金融商品に預貯金は思い浮かばないのでしょうか?
それは、先代からの徹底された悪しき教育です。
預貯金は金融資産ではなくて「貯めているもの」という認識なのです。
親や祖父母時代の預貯金の金利はすごかった
親やその親の時代の預貯金の利率ってご存知ですか?
バブルの頃は7%とかだったらしいですよ(僕はバブルの頃は小学生なので実感ありませんが)。
現在はというと0.001%ですよ。

視力なら失明していますよ。
どのくらい違いがあるかというと、、、
【100万円預けた場合】
7%なら1年で7万円の利息がつきます。
0.001%なら、100円です。
【500万円預けた場合】
7%なら、35万円の利息がつきます。
0.001%なら、500円です。
【複利計算】
預貯金は複利計算ですから、翌年はこの35万円にも利息が付いていきます。
つまり、2年目は374,500円の利息になります。
その翌年はさらに増える計算です。

預貯金は借りてる側が利息を決めるという謎ルール
銀行に預けると言う事は、銀行に僕らがお金を貸しているという事です。
なのに、金利は借りる側(銀行)が決めているんです。
例をあげるとですよ
友人が
1年間貸したとします。
ってか、俺が決めるから。

さらにたとえ話を続けるならですよ

そして、コンビニでATMを使って返してもらいました。

どちらかと言うと、こちらがATM操作してるんだから「お手数」かかってるのこっちなんですけど。

もう、どう考えてもこんなやつ(銀行)と友達にならないし、お金なんか貸したくないわけですよ。
銀行は安全という神話が預貯金は安全と信じさせた
1998年にたくぎん(北海道拓殖銀行)がつぶれるまでは銀行が破綻するなんてありえないとされていた時代です。
銀行に預けたり、郵便局に貯金するのは株や債権と違ってリスクがない。
つまり、ローリスクハイリターンの超優良金融商品だったわけですね。

他に目移りしようのない超優良金融商品なんですもの。
しかし、「失われた10年」「リーマンショック」「ゼロ金利」「マイナス金利」と時代は変わりました。
それでも僕らのマインドは親に言われた「貯金しなさい」が脳裏に焼き付いて健気に預貯金というローリスク超ローリターンの商品にお金をつぎ込んでいるのです。
もはや、預貯金にはお金を育てる能力はありません。
なーんにも考えないでお金が増えた味を知っている親たちは、今もまだその味がすると思い込んで、僕らに味のしないガムを勧めているのです。
親もまた「預貯金神話」の被害者である
それでは、誰が我々の親にそんな刷り込みをしたかというと、祖父母です。
年配の方にどうして貯金文化があるかと言うと、僕らは「高度成長期以前の貧しい生活を経験したから」と考えるかもしれない。
確かにそういう面もあるだろうし、その考え方はとても大事であって、お金は大切にしなければいけない。
改めて言いますが、大切にしてるからこそ、貯金だけに重心を置くのは危険なんです。
ここで不思議に感じる事があります。
年配の方は、無意識に「ちょきん」と言います。

郵便局の本当の役割
郵便局というのは今でこそ「郵便配達」「貯金」「かんぽ生命」だったりと色々用途はありますが、戦時中の役割ちょっと意味合いが違います。
それは、貯金という名の軍事費の調達。
そして、もうひとつは国民の住所を把握しているからできるの徴兵です。
つまり、戦争をするために「お金は貯金(軍事費)」とだったのです。
国が「国民は貯金しなければいけない!」と植え付けてたわけですね。
ですが、今は時代が変わったんです。

そして、バブル期のように高い金利もない。
なのに、あなたは親や祖父母から教えられた「貯金神話」だけはなぜか信じている。
お金の事は自分の頭で考えなければいけないのです。
そこを他人任せにしちゃ絶対にお金はあなたに集まらない。
預貯金割合が、ここまで高いのは日本だけなんです。
アメリカは投資しなさいという教育です。
預金と貯金の違いまとめ
なぜ、他にも良い金融商品あるのに手を出さないのか。
学ぶ事から逃げないで、お金と向き合いましょう。
学べば学ぶほど、預貯金しかないって言うのはリスキーだと言う事がわかります。




そして、最も危険な状態が「銀行(預貯金)の口座しかない」ということです。
「証券口座」を持っていないのは、他の金融商品は買えない状態です。
お金を貯めるのに、一番最初にやらなければいけない事は「証券口座」を開設することです。



やる気がないってことだ!

銀行口座は「預貯金」しか取り扱えない口座です。
証券口座は「株」「投資信託」「金(きん)」「IDECO」「NISA」「FX」などたくさんの金融商品を購入できる口座です。
入出金はコンビニATMからできますし、売買はスマホからもできます。
どこでもいいのでまずは一つ証券口座を作ることをお勧めします。
まずは口座を持ってからお金に興味を持ちましょう。
証券口座を無料で作れるので、リスクゼロです。

お金をキチンと持っている人で「証券口座は持っていない」という人に僕が出会ったことがありません。(あたりまえだけど)
意地悪な言い方をすると「証券口座を持っていないからお金が貯まらない」です。
それでは、皆様お金の貯めるから、お金を育てると言う事にシフトしましょう!
