西野亮廣とエジソン!二人の天才がやった「文化を先に作る」とは??
キンコン西野亮廣さんと、偉人を比較するシリーズです。
もう何回やったか忘れました。
https://kamepyonblog.com/yanase-nishino
さて、今回なかの有名な「トーマスエジソン」です。
エジソンと言えば発明王として有名ですが、実はビジネスの才能も凄まじいものがありました(電力争いで結果としては負けますが…)。
今回西野亮廣さんと比較したいのは、まさにビジネスの才能についてです。
二人の共通点は努力家である事と、モノの売り方がぶっ飛んでいると言う点です。
テクニックとかではなく、全く真似できない程ぶっ飛んでいるんです。
ショートスリーパーである
まず、1つ目の共通点はショートスリーパーであるという事です?
エジソンは1日のうち30分程度の仮眠を2.3回取るだけで、ほぼ寝ないのだそうです。
エジソンは、あまりにも寝ないで研究室にこもっている事から「エジソンの部屋の時計に針はない」と言われていました。
エジソン自身も
[chat face=”エジソン.jpg” =”left” border=”blue” bg=”blue” ]もし、私が皆と同じように眠っていたら、この成功はなかっただろう[/chat]
と言っていた
更に80歳の時に
[chat face=”エジソン.jpg” =”left” border=”blue” bg=”blue” ]私がやろうとしている事は少なくともあと15年はかかる[/chat]
と言っていました。
寝ないで臨んだ表紙撮影
ちなみに、西野亮廣さんもショートスリーパーです。
1日2時間ほどしか眠りません。
(↑スタッフが撮影した「寝顔をアホ面」というタイトルの写真)
ちなみに、革命のファンファーレの表紙撮影の前日の朝にはオンラインサロンで
と言う投稿があったのに、夜中には「ベロベロになってしまいました投稿」があり、近年まれに見る激し目の二日酔いで撮影に臨みスタッフに怒られるという革命を起こしたのです。
世間ではあの表紙は「世間から叩かれ続けた男の革命」と言う哀愁が似合うテーマであることから
[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]あの表紙の疲弊感なんかいいよね[/chat]
となっているが、なんてこと無い本当に疲弊(二日酔い)していたのです。
その位、眠らない男なのです。
そして、この革命のファンファーレについては、15万部以上の大ヒットになりましたが
と言ってしまうのです。
実際に当時のオンラインサロンで、その状況は発信されていました。
本当に山にこもって(多分、長野県)三日間で書いてました。
(↑当時山にこもっていた西野亮廣、この時は「SEKAI NO OWARI」を意識していました)
こんな事を世間で言うもんだから
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]スマホで三日で書くとかなめてんじゃねーぞ!!
買ってるの全員信者(ファン)じゃねーのか!!
詐欺に違いない![/chat]
という声が上がりました。
それに対して西野亮廣はこう答えたのです。
10年かかってしまいましたが
そうなんです。
眠らず努力した10年間があったからこそ「三日で書けたのです」
エジソン流「文化を先に作る」
さて、本題に移りましょう。
一般的には「白熱球」と言われています。
ですが、あまりイメージはないと思いますが、エジソン最大の発明
それは…
トースターです。
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]え?
トースター??[/chat]
と、思う方もいるかと思いますし、結構知っている人もいると思います。(割と有名な話です)
なぜトースターが大発明なのか?
これは、トースターを作ったことが発明なのではないのです。
トースターの売り方が常識では考えられない売り方をしたんです。
まず、大前提の話ですがエジソンは電気が売りたかったんです。
細かい話ですがエジソンは「電気事業者」なんですね。
電気と言うのは基本的に夜に使います。
(当時は照明がメインのため)
そうなると
[chat face=”エジソン.jpg” =”left” border=”blue” bg=”blue” ]日中も電気を使ってもらわなきゃなぁ[/chat]
と、エジソンは考えます。
そのため(電気を売るため)、エジソンは様々な家電製品を発明します。
その一つがトースターです。
しかし、当時は1日2食が当たり前の時代でした。
今更パンを焼く機械なんて売れなかったんですね。
そこで、彼はトースターを売るためにある事をしました。
それが「朝食という文化を作る」です。
まずメディアを使って
「1日2食は体に悪い。健康のために朝に食事をしよう」
「朝の活力のために朝食を取ろう!」
と言う触れ込みで、朝食は健康にいいと言う文化を作ったのです。
そして、朝食と言う文化を作った後に
[chat face=”エジソン.jpg” =”left” border=”blue” bg=”blue” ]忙しい朝にはこれを使おう!![/chat]
手間もかからず朝食を作れるトースターが爆発的に売れたのです。
物を作ったけど売れなかった時にすること
商品が売れない時に、通常の営業マンなら「メリット・デメリット」を整理して営業トークを磨いて‥‥
ですが、エジソンは「売れないなら、売れる環境を作ればいい」と言うとんでもないことをやったのです。
さてさて、そんなエジソンですが、西野亮廣さんとなんの関係があるのでしょうか?
それは、2020年12月25日に公開を控えている「映画えんとつ町のプペル」の原作である絵本えんとつ町のプペルですが、こちらは現在50万部を超える大ヒットをしています。
しかし、これは爆発的にヒットしたわけでなく、数年の年月をかけてじわじわとヒットしました。
そこにはエジソン同様の西野亮廣さんによる「文化を先に作る」という作業が秘められていたのです。
西野亮廣流「文化を作る」
さて、僕が絵本えんとつ町のプペルを購入したのは2017年の初めでした。
当時は10万部くらいだった気がします。
僕の考察ですが、西野亮廣さんが売るためにぶち壊した常識が二つあります。
[box04 title=”西野が壊した常識”]1.絵本は一人一冊しか買わない
2.本は本屋で買うものである[/box04]
僕らの常識からすると「本は一冊あればいい」「本は本屋で買う」ですよね?
まさにエジソンの「食事は一日2回でいい」という状態です。
そこに西野亮廣さんは
おみやげ戦略
西野亮廣さんは「作品と言うのは作るだけじゃだめだ、お客さんに届けるところまで責任を持たなきゃいけない」となり、作品を届ける事(売る事)と徹底的に向き合ったのです。
そこで、まず「人は何を買って・何を買わないのか」を考え始めました。
これはいわゆる「生活必需品」です。
しかし「小説・DVD・ライブチケット・絵本」等は少し渋りますよね?
それは「生きていく上に必要ではないから」です。
そこで、西野亮廣さんは絵本が持つ意味を少しだけ変えたんです。
それが「おみやげ化」です。
皆さんも経験あると思いますけど、旅先で「謎のキーホルダー」とか買った事ありませんか?
ちなみに、北海道の洞爺湖で最も売れるのは「木刀」です。
(銀魂で銀さんも持っています)
でも、キーホルダーも木刀もかなりの数が売れているんです。
大切なのは「売れる事」です。
では、謎のキーホルダーも木刀もなぜ売れるかを紐解くと、みんなが買っているのは物質的にはおみやげですが、本質的には「思い出」を購入していると言う事なんです。
人は思い出を買う
映画のパンフレットなんかもそうですよね?
映画観終わった後に、凄まじくいい映画だったらパンフレット買いますよね。
そこで、西野亮廣さんは
で、あれば体験を作ろう!
それから、西野亮廣さんは「原画展」「講演会」「光る絵本展」「BBQイベント」「音楽ライブ」「天才万博」「ただの飲み会イベント」等など、数え上げればきりがない程のイベントを行っています。
その体験の最後には必ず作品を買うコーナーが設けられていて、ついつい購入してしまうのです。
[chat face=”woman1″ “align=”right” border=”red” bg=”red” style=”maru”]え?
西野さんディズニー倒すんでしょ?
ディズニーランドとか例えに出していいの??[/chat]
大丈夫です。
西野亮廣さんはめっちゃディズニー好きですから。
(ミッキーのパンツを10年近く履いている西野亮廣さん)
このように、絵本なのに本屋以外で販売数を伸ばしているのです。
おそらく相当数が本屋以外で売れたでしょう。
極めつけは西野亮廣さんが作ったスナックで売っている事ですね。
僕もスナックcandyで、酔っぱらったお客さんに
[chat face=”man3″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]ブロガーのかめぴょんさんですよね!
サインください!![/chat]
と、スナックで売っているえんとつ町のプペルに僕のサインを入れるというよくわからない感じになったこともあります。
(↑古本屋にも売れない、作者でもないサイン入りの絵本)
僕のサインで冗談っぽく伝わってしまいますが、酔った彼は「僕との思い出をおみやげとして買った」わけですね。
こんなの「本来なら売れていなかった売り上げ」ですよね。
西野亮廣さんは、爆発的に売る仕掛けではなく「取りこぼしている売れる手段」を徹底的に探してったんです。
派手なイメージがありますが、やってる事はかなり地味です。
エジソン同様、99%の努力家なんですね。
更なるギフト文化
さて、話はここで終わらずに、もう少しだけ続きます。
こうして本屋以外で「おみやげ」としても売ってきた西野亮廣さんは、今度は贈り物の文化を作ってきました。
それが被災地支援です。
西野亮廣さん自身も阪神淡路大震災の被災者であることから、その支援たるや具体性に富んでいます。
売るための話もそうですが「必要なものと不要なもの」の線引きのセンスの高さが、やはり当事者(被災者)だからなのでしょう。
被災地が今欲しい生活必需品をリサーチし、秒でそこに送ります。
(今はオンラインサロン内に「県人会」と言うのがあり人的なパワーも備わっています)
そして、その後復興途中には子供たちに娯楽として「絵本」をプレゼントします。
これは西野亮廣さんの自腹の時もあれば、どなたかからの支援の品の場合もあります。
かくいう僕自身も地元だったので北海道胆振東部地震の際に「絵本」を十冊寄贈させてもらいました。
この支援と言うのは不思議なんですね。
体感しないと分からないと思いますが「自分が何一つ得をするわけではない事に喜びを感じる」と言う感覚が支援なんだなと言う事です。
だって、僕だって絵本を地元に贈ったところで、直接誰かに感謝されるわけでも、ありがとうの言葉が届くわけでもないじゃないですか?
でも、すがすがしい気分になりましたよ。
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]そんなの偽善だ!
西野に洗脳されてるんだよ!![/chat]
と、言われてしまうと返す言葉もありません。
ありませんからいちいち返さないですけども。
ただ、明らかに僕の生活の中で募金箱を見つけたら小銭を入れるだとか、そういった支援に対する意識はかなり芽生えました(別に西野さんじゃなくても支援しますよ)。
そして、西野亮廣さんはラオスだったり、フィリピンのスラム(ドント地区)に絵本を届けたりしています。
これも、スラム地区の子供たちに本当に需要があるのかわざわざ現地に行って需要を調べたりしたうえで
もちろん「ギフト」として機能するだけのクオリティは必要ですが
となり、まずは西野亮廣さん自腹でかなりの額を被災地支援に届け、笑顔のリターンをもらっている事をオンラインサロンで発信していました。
それを見ていたサロンメンバーは
[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]私も現地には行けないけど、絵本は届けたい[/chat]
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]僕もこんなに笑顔になるなら支援したい[/chat]
と「支援の文化」が発生しました。
もちろんたくさんの人がいますから、それに伴い「支援できない自分はダメなのか」と考える人や「支援疲れ」「支援貧乏」なる人も現れたのも事実です。
もうこれだけは言いたい。
お金出す以外にも、記事をシェアするとかも立派な支援ですよ。
そうこうして「支援の文化」が浸透したことによって、西野亮廣さんの作品は支援品として売り上げを伸ばしたのです。
もちろん、この結果から映画えんとつ町のプペルのチケットも支援品として、今日も誰かが誰かに贈っています。
最後に
エジソンがやった「トースターを売るために朝食文化を作った」のと、西野亮廣さんがやった「絵本(映画)を売るために支援文化を作った」とう事が二人の類似点なのです。
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]待て!
西野の場合は災害を利用した便乗商法じゃねぇか!!
偽善だ!
売名だ![/chat]
という声が聞こえてきそうです(今はもう言う人いなくなったかな??)。
おそらく西野亮廣さんはこう答えるでしょう。
最初から言ってるじゃないですか。
さて、最後に二人は「天才とは?」にこう答えています。
[chat face=”エジソン.jpg” =”left” border=”blue” bg=”blue” ]天才とは1パーセントのひらめきと99%の努力だ[/chat]
名言ですよね。
僕らの天才のイメージってなんでもできちゃう人と言うイメージですからね。
それを99%の努力って言いきっちゃう謙虚な姿勢がカッコイイですよね。
だからこそ、後世に残る名言になりました。
西野亮廣さんもそうなんです。
実はものすごい努力家なんですが「天才とは?」の質問に対しては、まったく謙遜することなく
そんな天才西野亮廣さんの「映画えんとつ町のプペル」が来週公開ですが、なんと冒頭の3分がYOUTUBEで公開されたのです。
まだ、公開されていない映画なのに!!
衝撃のクオリティをお楽しみください!!
[box01 title=”映画えんとつ町のプペル冒頭3分”]
[/box01]