西野亮廣エンタメ研究所が7万人を超えた理由
先日、20代前半の「西野亮廣ファン」の子たちと飲みに行きました。
えぇ、僕は38歳アラフォー西野亮廣ファンです。
そこで話した内容に驚きを隠せなかったのでここに書き留めておきますね。
何に驚いたかと言うと
西野亮廣は一体どこまで先読みをして行動してたんだよ!!
今回お伝えしたい内容は「30代から見る西野亮廣」と「20代(もしくは10代)から見える西野亮廣」がまるで違うと言う事です。
その乖離(かいり)っぷりと、西野亮廣が僕らに仕掛けていた教育が凄まじくピタッとハマったことを書き記します。
今回は長いので、二部構成となっております。
あやしいオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」
僕が西野亮廣さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」に加入した時は、参加人数がまだ400人程度でした。
世間でも西野亮廣さんは「炎上王」「理由はないが嫌いな男」の異名をとっていた頃です。
そんな西野亮廣さんのオンラインサロンも今や7万人を超える大所帯となりました。
さすがに、本当にあやしいオンラインサロンだったら会員は打ち止めになっているはずです。
この数年間で僕もあやしいオンラインサロンをいくつか目の当たりにしていますが、だいたいがスタートダッシュで人数を集めるものの、退会者が増えて自然消滅していました。
ですから、数が物語っているんですが「西野亮廣エンタメ研究所」は結論あやしくないんです。
若者から見るオンラインサロンの感想
20代のオンラインサロン加入者のミキ君と数名で飲んできました。
そのミキ君は、オンラインサロンに加入後、その勢いでインターン生と言う形で西野亮廣さなと一緒に働く事になったのです。
若いってすごいですね。
勢いあまって一緒に働く道を選んだミキ君ですが、逆に僕が気になったことを聞いてみました。
※詳細はコチラをご覧ください。
https://kamepyonblog.com/nishino-mikikun-bakuro
確かに言われて初めて気が付きました。
そう言えば、僕たちアラフォー西野ファンは「挑戦している人を笑わない」という共通認識がある。
僕らは結構な期間「西野亮廣エンタメ研究所」にいるもんだから、それが当たり前になってしまっているが、新たに入った人にとってはそれが不思議でならないのだそうです。
確かに、僕自身も西野亮廣エンタメ研究所でマインドチェンジして挑戦肯定体質に変わってからは、会社でも「めっちゃポジティブっすね」とか「発想が若い」とか言われるようになりました。
そう考えると、西野亮廣エンタメ研究所が7万人までに膨れ上がっても離脱率より継続率が上回っているのは「西野亮廣」個人の魅力だけではなく、挑戦を否定しないという全体の空気感によるものもあるのでしょう。
小さい頃、大人は僕らに「夢を持て」と言いました。
そして、大きくなると大人は僕らに「現実を見ろ」と言ってきます。
そこで夢を見続けたら「意識高い系」と揶揄されます。
ですが、相変わらず「夢を持て」と言い続ける大人の集団が西野亮廣エンタメ研究所なのです。
だって、西野亮廣がとびっきりでかい夢を追い続けてる人ですから。
小さい頃「夢を持て」と言った大人がそのままの姿でいるので、大人になりかけている若い子にとっては衝撃的な空間なんでしょう。
西野亮廣の教育
この話をここまで聞くと、西野亮廣エンタメ研究所には「夢を否定しない大人が加入した」と思われると思います。
違うんです。
これには2017年に、まだサロンメンバーが1000人に届くかの時にとある事件があったのです。
それが「西野亮廣、古参うんこ事件」です。
うんこ事件とは
「西野亮廣 × うんこ」と言えば、劇団ひとりさんとの肛門対決を思い浮かべる方も多いでしょう。
その他には、ファンの間では健康診断時に下剤おかわり事件と言うのもありました。
両方いっぺんにわかる記事はコチラです。
[box06 title=”あわせて読みたい”]大腸内視鏡検査の落とし穴[/box06]
その時(2017年)に何があったかと言うと「革命のファンファーレ」と言う本が発売されたんですね。
この本をきっかけに西野亮廣エンタメ研究所は、加速度的にメンバーが増えたのです。
その時、西野亮廣さんがこんなことを言っていました。
(ワールドカップの時だけサッカーを応援するにわかファンを否定するサッカー通の方を例に挙げて)
すべてのファンの入り口は『にわかファン』であるので(もちろん批判してる本人も元は“にわかファン”であった)、ここを否定してしまうと、新しく生まれるファンができなくなるので、当然、業界は先細ります。
つまり、『にわかファン』を否定することは、自分が応援している人(モノ)を間接的に潰すことになるわけですね。
こんなことは今に始まったことではなくて、ほとんどのコミュニティは風紀委員として過剰にドヤる古参が潰すことは歴史が証明しているので、僕のオンラインサロンでは、“にわか”を否定する行為を徹底して認めません(場合によっては退会していただきます)。
ゴリゴリの起業家さんやクリエイターさん達がいて、そして「なんだか楽しそうだし試しに入ってみた」という主婦も許される居場所が、僕のオンラインサロンの目指すところです。
これを見た時に古参である僕たちは、なんとも複雑な気持ちになったものです。
もちろん新たに入った人たちにドヤりたいわけでもありません。
ただ、僕らが「コミュニティを壊す存在だ」と言われた事に少なからず反感は持ったのです。
[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]いやいやいや、そういうサッカーの例だとあるかもしれないけど、私たちはそんな事はしないよ![/chat]
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]そうだそうだ!僕らは新しい人たちはウエルカムだよ!わかんないかとあったら何でも聞いてね!やさしくここのルールを教えてあげるから!![/chat]
と、なったわけです。
しかし、もうお分かりだと思いますが「やさしくここのルールを教えてあげるから!!」このセリフ自体がもうドヤりなんですね。
そして西野亮廣さんは
カッチカチのうんこだ!!
と、僕ら古参をうんこ呼ばわりしてきたのです。
そして、その後西野亮廣さんは「加入したての人」を対象に一緒にジョギングできる権利(ただ歩きながらしゃべるだけ)を販売したりしたのです。
僕ら古参だって西野さんに会える機会なんてそうそうないのに、一緒にジョギングできるだなんて、なんてうらやましい。
もちろん古参の間でも
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]言ってることは分かるけど、あまりにも僕らに対してひどくないですか?[/chat]
と言う声もあがった。
気持ちはよくわかる。
今まで、嫌われ西野を最前線応援してきたのにうんことか呼ばれるわけだ。
気持ちはよーくわかる。
だが、結果的にそれはうまく回ったのです。
今回若い子と飲んでその効果をハッキリ確認しました。
古参をドヤらせなかった環境にした
違うぞ!
西野亮廣さんが前もって古参を教育していたのです。
だから、ドヤる古参
つまり「否定的な大人」「上から目線の大人」がいないんです。
いないと言うよりは、そうだった人も「挑戦体質」にマインドチェンジしているんです。
結果的に、あの時うんこ呼ばわりして、悪しき古参を淘汰したことによって「新規加入者にとって居心地のいい空間」を作る事が出来たから、7万人にまでふくれあがってもサロン運営ができているのです。
「黙れうんこ」がここで役に立っていたのですね。
そして、続いて西野亮廣さんは新規加入者にこういう言葉も残していました。
[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]こんなにも新規加入者に優しいサロンは素敵ですね!
西野さん最高です![/chat]
[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]あの、古参って何か月からが古参なんですか?[/chat]
古参の僕らも衝撃的だった一言です。
前編のまとめ
このように、商売でもっとも大切な事である「新規客」と「既存客」のバランスを締めるところは締めてきたからこその結果なんですね。
皆さんにはこれができるでしょうか??
ついつい「昔から自分を応援してくれる人」を大切にしちゃいませんか??
頭ではわかっていても、なかなか踏み切れないですよね?
ましてやうんこ扱いとかできないですよね。
うんこ扱いできたのは、西野亮廣が誰よりもうんこ芸に長けていたからだと思っています。
前回、西野亮廣さんのオンラインサロンが7万人を超えた理由として
「新規顧客」の継続性のための環境整備
つまるところ、コミュニティを壊すのは「古参」の存在であり、誰もがにわかであったのにも関わらず、それを好きになるとにわかファンを否定してしまう。
にわかを否定していしまうと、自分の好きなものの首を絞めていると言う事に人は気が付いていない。
と、言うような話をしました。
https://kamepyonblog.com/nishino-onlineslon-70000-1
今回はその続きとなり、本当のファンとは一体何なのか?を深堀していきます。
そして、西野亮廣さんの凄いところは、これらを結果論ではなく3年程前にオンラインサロン内で語ったうえで実行して7万人を超えたというところです。
20代から見た西野亮廣
僕はというと、うんこと呼ばれながらもきっと意味がってうんこと呼んでいるのだろうと西野亮廣を信じ、その時は本当に黙って古参感を消して過ごしていました。
(ただブログは書き続けていたのと、西野さんがシェアしてくれたので自動的に古参感は出ていました)
そして、この若い子たちとの飲み会で、面白いと思って今話したような昔話をしました。
それは最近西野ファンになったんだったら、昔の西野を知りたいだろう??という気持ちからです。
そう、最近サロンメンバーが7万人にもなってくると一周回って古参が重宝されるんです。
[chat face=”woman1″ “align=”right” border=”red” bg=”red” style=”maru”]えー、私最近サロンに入ったんで、昔のサロンの事とか聞きたいですー[/chat]
という、人が少なからずいるのです。
しかし、今思い出してみればそれは20代後半以降の世代だった気がします。
つまりは「西野亮廣がネットで嫌われているのを知っている世代」ですね。
西野亮廣が嫌われていたのにどうして今みたいになったのかを知りたい人にとっては僕の話は重宝されるのでしょう。
だが、今回の飲み会では話せど話せど、全然ピンと来ないんです。
そうしたところ(株)NISHINOのインターン生ミキ君が…
僕が社会人として学んだスキルは先輩のクソつまんねー話を「めっちゃおもしろい!」って聞くのがルールでした。
なんてひどい会社なんだ!!
一緒にいた若い子は、そんなミキ君にキョトンとした
おもしろくない?
なんで??
そりゃおもしろくねぇわ!!
西野の見え方の違い
衝撃でした。
時間の流れるのは速いものですね。
僕ら世代と、20代前半の西野亮廣のイメージがまるで違ったんです。
[box01 title=”僕ら世代の西野像”]・怪しいことして金集めてる
・生意気
・炎上王
・やりチン[/box01]
[box02 title=”20代前半の西野像”]・クラウドファンディングと言う新時代の手法で資金を集めている
・現代の革命家
・相方の方が炎上王
・やりチン[/box02]
(笑いをこらえる西野氏が本当にヒドイ)
僕らからすると
「嫌われている西野はホントはすごい人」→「かめぴんはファンだから、どうやって嫌われ西野から結果を出したか知ってるでしょ?聞かせてよ」
が求められてると思ったが、違ったんです。
若い人にとっての西野亮廣は、もはや実績を出した人なんです。
だって、西野亮廣を知ったきっかけが
・小学校の時はねるのトびらを見ていた。
・おもしろいあの番組の人
・リベンジ成人式やった人
・近代で伝説のスピーチをやった人
・今も挑戦し続けてる人
でも、西野亮廣が嫌われていた時はネット環境はないから嫌われていたことは知らないのです。
しかも、自身が大学生の時にこの動画で知ったら、そりゃあねぇ…
そうとは知らずに、いつまでも昔の西野知ってるからって偉そうにぺちゃくちゃしゃべって
つまりはですよ!
僕は大学生の彼らに対して「大好きな西野亮廣の過去の悪い噂をニヤニヤ話してるおじさん」ですよ。
恋愛とかでもありますよね。
彼女ができた人に対して
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]君の彼女過去知ってる?
あいつ昔は相当な嫌われ者でさぁ…[/chat]
とか言う人たちね…
まさに僕が今そうだったわけね…
おれうんこじゃん!
古参のダメなパターンじゃん!!
守るべきファンとは一体何か?
そう言えば、西野亮廣さんはそんな事は織り込み済みだった事に気がついたのです。
僕らからすると昔みたいにアンチと戦ったり、ファンに暴言吐いたり、オンラインサロンでお金出してくれてるコアなファンとサロン内でゴリゴリのケンカしたりする西野さんが好きでした。
「最近は丸くなったなぁー」と思っていました。
文章の書き方も「新世界」と言う本から明らかに優しい文体に変わりました。
あの頃みたいな尖ってたのが良かったのにと思っていましたが、若い子は全くそんなこと求めてなかったんです。
だが、西野さんは時代に合わせてキチンと自分自身をシフトチェンジして、戦ってた西野から、挑戦する西野に変わってたんですね。
ドラゴンボールで言うと「天下一武道会」が面白かったからって、いつまでも天下一武道会やっててもダメと言う事です。
とっととナメック星にでも言って、もっと強いやつに挑戦しないといつまでもスーパーサイヤ人にはなれなくて、ストーリーとして全然面白くないんですね。
それを僕は、いつまでもいつまでも「天下一武道会がおもしろかったんだよー」と言っては「最近のドラゴンボールは全然だめだね」とか言ってるのと同じだったんです。
西野亮廣さんは、そんな事はとっくに分かっていてこのようなことを言っています。
ファンをキチンと定義しましょう。
ファンとは「未来の自分を支持する人」の事です。
「過去の自分を支持する人」はファンだった人です。
僕の例で言うと「えんとつ町のプペル」は、今までのボールペン一色で描いていたものから描き方を変えました。
そうしたところ「ボールペンで描くからよかったのに」と言う声が上がりました。
この時、その声に従っていたら新しいものは生まれません。
つまりは、ファンだった人に僕の「えんとつ町のプペル」は殺されるところだったんです。
ここをキチンと判断しないと、判断が揺らいでいしまいます。
守るべきファンはどちらかと言う事です。
いったい、西野亮廣さんはどこまで見据えて行動してるんでしょうね。
ちなみに、西野さんの発信するブログやVoicyは、僕たち古参からすると3年前くらいに聞いた内容のおさらいが多いです。
もしそれらで「西野ってなんかすげぇな」って思ったら…
オンラインサロンはもっとすごいですよ。
新しいことがバンバン出てきてます。
マネできそうなものや、いやそれは西野しかできねぇだろみたいなものが毎日アップされます。
月1000円は破格にも程があります。
とりあえず、わかる事は「自分も変わらなきゃな」と思う事です。
僕らは油断して生活していると「あの頃なりたくなかった大人」になってしまうからです。
そんなことも含めて、僕は西野亮廣さんの集大成と言える作品映画えんとつ町のプペルを全力で楽しみたいと思います。
【お知らせ】
[box01 title=”えんとつ町のプペル予告編”]
[box02 title=”超絶かわいいお遊戯バージョン”]
めっちゃカッコいい[/box02]