不妊治療のおもしろい話3選!~エロビデオの音がでない夜を越えて~
2022年4月から、不妊治療のうち人工授精・体外受精・顕微授精・胚培養・胚凍結・胚移植が保険適用となります。
皆さん不妊治療についてどのような印象を持つでしょうか??
顕微授精と言う方法で授かった子です。
お金も時間も使い、神経をすり減らしながら20代を駆け抜けて30歳でできた子です。
思い起こせば辛い思い出ばかり。
夫婦でよく泣いたものです。
しかし、そんな中でどうしても忘れられない出来事が3つあるのです。
それは
[jin_icon_pencil color=”#e9546b” size=”18px”]キンタマの単位ってなに?
[jin_icon_pencil color=”#e9546b” size=”18px”]音の出ないエロビデオ
[jin_icon_pencil color=”#e9546b” size=”18px”]副院長はフランス人が好き
一体僕はコレからなんの話をしようとしているのだろう。
今まで本当に仲いい友人にしか話さなかった「まるでシモネタみたいなシモネタ」をブログに書きしるそうとしているのです。
まえがき
不妊治療の中で起きた面白い事件3つを書くにあたり、少しだけ僕の事を知ってほしい。
不妊治療は、とにかく辛い事が多いので、これをキッカケに不妊治療の事を知ってもらいたいし、治療中の人にクスッとひと笑い届けられればと思っています。
不妊治療と言うのは本当に辛いのです。
出口の見えないトンネルを一人で進むようなものです。
なぜ一人かというと、不妊治療はいつも女性だけの戦いなのです。
不妊治療で最も辛いのは「パートナー(旦那)の協力が得られない」と言うことです。
男性側は
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]不妊治療の高額な費用を承認しているのだから、俺は他所の男より優しいのだ![/chat]
と、考えているので、そもそも費用面以外の協力はないのです。
僕の場合は、自分にも問題があったため二人で協力しながら出産までたどり着けたので、女性のその辛さを目の前で共有することが出来ました。
そこで感じたのは
せっかく高い金出して二人の愛の結晶を作ろうとしているのに、出来上がるのは旦那との憎悪の結晶というまがまがしい存在が誕生してしまう。
実際に不妊治療クリニックにあるフリーノートには主に「義理の父母の悪口」と「旦那への不満」DEATH NOTEさながら記されています。
そこで今回はせっかく不妊治療が保険適用になったので、不妊治療の中で実際にあったおもしろ話をお伝えしますので、男性の目にも止まって理解が深まればと思います。
①キンタマの単位ってなに?
さて、紳士淑女の皆々様「キンタマの単位」ってご存知ですか??
女性は知らないかもしれませんが、男には睾丸が2個ついているんです。
単位は「個」です。
ですが、これら数を示す単位ですが、その大きさを示す単位はご存知でしょうか??
僕は不妊治療をすすめる中である検査を受けました。
その検査方法というのは、僕の想像では以下の内容でした。
[box04 title=”僕の想像していた検査”][jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]触診(外観に異常がないか)」
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]尿検査
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]血液検査
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]精液検査[/box04]
内容としてはおおよそあっていました。
ですが、この触診が僕の想像を超えてきたのです。
〈問診票〉
触診の前に、問診票にも驚きの記載がありました。
不妊治療の問診票なので、とてもセンシティブな内容を聞かれます、オブラートに包むと
「月に何回くらいしますか?」
「行為に不安はありますか?」
とかです。
しかし、これをオブラートなしにドストレートで聞かれます。
問診票を擬人化するとこんな感じです。
[chat face=”man3″ align=”right” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]ねぇねぇ、最近いつHしたの?
月に何回くらいHしてるの?
ちなみに1回のHで何回イク?
途中で萎えたりしない?
あとアレは真っすぐ出る?[/chat]
帰れよ!!
そんなセンシティブな問診票に応えていくと、最後の質問に「奥様の名前は?」というのがあったのです。
なんでしょうか、この質問は?
間違ったらどうなるんでしようか?
それとも元カノをあぶり出す罠でしょうか??
答えたところで先生が「いい名前ですね」とでも言うつもりなのでしょうか?
それとも『君の名は。』みたいに、ここに記しておかないと治療中に忘れてしまうのだろうか?
僕は震える手で自分の妻の名前をより慎重に記入をし提出したのだった。
〈診察開始〉
さて、改めて触診についてですが、おじさん先生が僕のスティックをいろんな触り方をしてくるのです。
更には反対の手で下腹部をグッと押したりしてきます。
まるでストリートファイターⅡでもやっているかのように、軽やかに僕のファイティングスティック(以下ジョイスティック)を操作するのです。
僕は僕のジョイスティックが昇竜拳状態にならないようにするのが必死でした。
そして何より1番嫌なのが、その様を女性看護師が記録しているということです。
安っぽいAVなら、その看護師に「どうしたの?恥ずかしいの?」と聞かれるシチュエーションだ。
今そんなことを考えたら、僕のジョイスティックが波動拳を出してしまう可能性がある。
僕は必死に昔学校でいじめられた事や、ワンピースのチョッパーの話を思い出しながら悲しみに暮れることにした。
〈地獄の前立腺検査〉
それから地獄はまだ続いたのです。
聞いたことあると思いますが、おしりに指を突っ込まれてグリグリされるやつです。
これは避けては通れないのです。
以前にも受けたことがあるので、覚悟はできていました。
一回目は衝撃的でしたが「歯医者に言ったら口を開けるしかない」と同じルールで「前立腺検査するなら差し出すしかない」という状況です。
が、今回は枕元に変な道具が置いてあるのです。
コレです。
入れるの??
何なんでしょうか、この病院は??
僕は大学病院に来ているはずです。
決して「野々村病院」に来ているわけではないはずです。
「野々村病院の人々」というアダルトゲームが昔ありました。
そんな恐怖のズンドコに陥れられた僕はガクガク震えていました。
しかし、それはオーキドメーターという器具で、睾丸の横にあてがって大きさを比較して腫れていないかをチェックするものなのです。
おじさん先生が、月に代わって僕のタマちゃんにオーキドメーターを当てて女性看護師にこう言いました。
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]○号です[/chat]
数字は聞き取れなかったな、女性看護師は何かをカルテに書き込んでいた。
僕は思った…
【音の出ないエロビデオ】
サザエさんのように「3話仕立て」にしましたが、まさか第1話でこんな文量になるとは思ってもみませんでした。
「タマちゃんのサイズって号なんだよ」ってことを伝えたいだけなのに、どうしてこんなに文字数を使ってしまっているでしょうか?
それでは第二話です。
そうです。
股間から波動拳を出さなければいけない部屋です。
大きい病院には、そのような部屋が用意されているのです。
そこはどんな部屋かというと、シャワー室を改造した畳3畳くらいでビデオとテレビが置いてあるだけの部屋です。
いいですか?
ビデオですよ??
2008年に「iPhone」が登場した
VHSのビデオで、テレビもブラウン管です。
ブラウン管テレビを知っている人ならわかると思いますが14型です。
僕がアムロ・レイなら「な、なにか武器はないのか?」と探すところだ。
しかし、無いものはないのだ、コレで戦うしかないのだ!
だが、あまり長くこもっていたら看護師さんに
と、嘲笑されてるかもしれない。
逆に早すぎると、それはそれで看護師さんに
と、ナースステーションで「音速の貴公子」というあだ名をつけられるかもしれない。
だからスピード勝負には出れないのが悩みどころなのです。
〈ひとつめの罠:バブル襲来〉
僕はおもむろに臨戦態勢に入った…
僕は電源を押し、ヘッドホンをつけて再生ボタンを押したのです。
驚いたことが2つある。
1つは女性の髪型がバブル期に流行っていた触覚とかトサカと言われる髪型であった事です。
もう一度言います。
細眉も終わっていた頃の話です。
2009年はゆってぃの「ちっちゃい事は気にするな、それワカチコワカチコ~」が流行した年です。
〈二つ目の罠:音の出ないエロビデオ〉
そして、もう一つ驚いたことがある。
エロビデオの音が出ないのです。
どうにもこうにも音が出ないのです。
あんまりボリューム上げすぎて、イキナリ音がでたら目も当てられないから慎重にボリューム調整をしました。
しかし、いかんせん音が出ないのです。
代わりに涙が出そうになりました。
なんて叙述的な詩でしょうか?
今なら「涙の数だけ強くなれるよ~」という歌いだしで始まる、トゥモロウという曲が書けそうな気がした瞬間でした。
そして、畳3畳の部屋で一人トゥモロってる僕はあたりを見渡したのです。
そうしたところ壁にこんな張り紙がありました。
映像機器に不具合があった場合は、奥様を通じて医師にお伝えください。
なぜだ…
なぜ、奥様を通じなきゃいけないんだ…
確かにここは産婦人科だ。
(不妊治療は産婦人科なんだよ!)
男性がウロチョロしているのはよくないのはよくわかる
だが、しかしだ!!
これを忠実に行った場合
一生に一度使うか使わないかの言葉の「医者を呼んでくれ!!」を、こんなところで使うわけにはいかないのです。
だから、僕は諦めてしまったのです。
そして、僕はありものの中で↓↘→をしたのだ。
(↓↘→は波動拳のコマンド)
〈磯野家の最後の罠〉
極めつけは、波動拳の提出方法です。
看護師さんからは
[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]産婦人科フロアで、男性が滅菌カップもって歩いていたら恥ずかしいと思いますので…
コチラをお使いください[/chat]
と言われて、滅菌カップをカモフラージュするお菓子の缶を渡された。
確かに、滅菌カップをもって産婦人科のフロアを歩くのは恥ずかしい…
僕はなんてものに、自分のあれを入れなきゃいけないんだ。
まるで踏み絵のような行為だ。
隠れサザエシタンの僕には相当な勇気だ。
しかし、言われるがままにサザエさんの缶に入れてナースセンターに持っていった。
そうすると看護師の方が大きな声で
なんのためのカモフラージュだ!!
産婦人科で男性が「おつかれ」するってひとつしかねぇーじゃねぇか!!
こうして僕は、磯野家にタラちゃんより年下(受精前)として仲間入りしたのだ。
【副院長はフランス人がお好き】
最後のエピソードになります。
ここまで、こんなにもくだらない話を読んでいただいたことに感謝の言葉もありません。
さて、最後はいい話で終わろうと思います。
前回の大学病院では残念ながら子供を授かることができず、不妊治療専門クリニックに変えました。
専門クリニックは、費用が爆発的に高くなるのですが、その分与えられる安心感が格段に違うのです。
それに患者に対する配慮がまるで違います!
不妊治療とはストレスとの戦いであるため、ストレス源を取り除く事は非常に重要なのです。
そして、病院を変えたものですから、また同じく採精室からスタートです。
全然違いました…。
まるでホテルのように清潔感のある個室でDVDも薄型テレビもありました。
しかも、提出方法はトゥモロウ後に氏名のシールがついている滅菌カップを、部屋においておけば看護師さんが回収してくれるのです。
そうです、磯野家を通す必要がないのです。
しかし、気になる点が2つあった。
〈閉ざされたDVDラック〉
1つ目は閉ざされたDVDラックです。
テレビの下にあるラックに鍵が掛かっていて、その外にリモコンがあるのです。
リモコンはあるので操作はできますが、DVDの取り出しが出来ないのです。
きっと過去にここのDVDを盗んだ人がいるのでしょう。
不妊治療専門クリニックは男性単独で行くことは少なく、ほとんど場合は夫婦で行きます(もしくは女性単独)。
さて
あなたならどうですか??
1980年代に尾崎豊という歌手の影響で、盗んだバイクで走り出すのがカッコイイとされていた時代はありました。
ですが、人のものを盗むのはいけない事なのです。
尾崎豊は、反抗期の「心の葛藤」を歌詞にしたわけで、なにも「バイクを盗んだり、窓を割ったり、病院のDVDを盗む事を良し」とはしていません。
何が言いたいかというとDVDが選べないと言うことです。
図解してるんだ!!
つまり、そのデッキに入っているDVD以外に選択肢がないという事です。
それとは別にラック外に持ち込み用DVDデッキも置いてあるが、そんなこと知らない僕は持ち込んでいるはずもない。
だいたい病院にエロDVDを持っていくなんて発想は持ち合わせてないし、学校でも教えてもらっていない。
全てゆたか君のせいだ。
尾崎君が全部悪いんだ。
〈続:壁の貼り紙〉
そして、もう一つ気になることがある。
それは壁の貼り紙だ。
前回とんでもない貼り紙があったせいで壁の貼り紙には細心の注意を払っているのだ。
そこに書かれていたのはこうだ。
〈お知らせ〉
当院では今まで邦画のDVDを用意してきましたが、今後はフランスの美人女優で有名なMARC DORCEL シリーズ、あるいはPRIVATEシリーズを中心に洋画で用意することにしました。
一か月に一回の更新をする予定となっております。
(中略)DVD担当 副院長 ●●●」
普通に人気の日本人にしてくれれば問題は起きないはずだ。
僕は副委員長に伝えたい「みんなこういうの好きなんでしょ?」と果敢に攻めるから変な事になるのです。
性癖については「自分の常識は、他人の非常識である」と疑うべきだ。
まぁいいです。
前回のようなタイムリープしたかのようなVHSに比べれば全く問題ない。
僕はリモコンの「再生ボタン」を押した。
そして、テレビ画面に映し出された文字が
いったい何が起きたんでしょうか??
ギニュー特戦隊が出てくる話でしょううか??
そもそも、人気フランス人はどこいったのでしょうか??
故郷(くに)に帰ったのか??
もし、僕がサイヤ人だったら「スーパーサイヤ人」になるきっかけになったかもしれない。
壁の貼り紙はなんだったの??
様々な思考が頭を駆け巡ったがどうにもならない。
だが、どうにもならないこと、どうにもならないので僕は、再生を続けた
チャプター画面に飛んだところオムニバス形式であり、8人の熟女から選べる仕組みになっていた。
侍でさえ七人って相場が決まってるのに、熟女が8人いたら勝てっこないじゃないか。
〈嗚呼、息子よ〉
あ、ゴメンナサイ。
最後はいい話で終わるって言ったのに、最後までくだらない話でしたね。
実は、僕はこの時の治療が成功して今は妻と子と幸せな生活を手に入れました。
これも、優秀な医療スタッフの皆様と妻の頑張りと、特選された熟女の皆様のおかげです。
そして、男親の夢と言えば「息子と一緒に酒を飲むこと」です。
彼が大きくなったら、グラスを交わしながらこう言おう…
ちなみに僕が不妊治療の時に病院で読んでいたanecanの記事がコチラです。
https://kamepyonblog.com/anecan
そして、不妊治療はお金が掛かるので皆さんも副業しましょう。
https://kamepyonblog.com/fukugyou-14