西野亮廣は日本一下品なブログ作家である
皆様、キングコング西野亮廣さんのブログを読んだことがあるでしょうか??
ブロガーでもないのに、毎日ブロガーよりブログを書いています。
今日はその仕組みを教えると同時に2017年末に西野亮廣さんがLINE BLOGからアメブロに移った理由と、信じられない交渉をしたことをお伝えします。
LINE BLOGからアメブロに移った時にした交渉はブロガーでは絶対にあり得ないことをしていたのですが、その凄さを知ってもらうには「ブログか金になる仕組み」を知ってもらわなきゃ伝わらないので、少しだけ小難しい話にお付き合いください。
かなり長くなりますが、前半は「ブログの収益化」に関するお勉強ですので、もし知っている人は読み飛ばして後半から読んでください。
そして、最後は西野亮廣さんが日本一下品なブログ作家であることをお伝えします。
ブログで収益化する仕組み
皆さんブログやYou Tubeってどういう仕組みでお金がもらえるか知ってますか??
[chat face=”woman1″ “align=”right” border=”red” bg=”red” style=”maru”]え?
見られた回数でお金がもらえるんでしょ?
知らないけど。[/chat]
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]視聴回数が多ければ儲かるんだよ!
だから、You Tuberは過激なことやって視聴回数稼いで儲けてるんだ![/chat]
[chat face=”woman1″ “align=”right” border=”red” bg=”red” style=”maru”]そうなんですね!迷惑系You Tuberとか儲かるんですね!
それが炎上商法ってやつなんですね![/chat]
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]そういう事だ!
アイツらは馬鹿なことやって注目集めて儲けてるんだよ!
フザケてるよな!
男なら汗かいて働けってのな!
俺達はどれだけ我慢してると思ってんだ![/chat]
まぁ、こういう声が「収益のメカニズムを何も知らない人」から聞こえてくるわけですが、皆さんは正確に答えられますか??
ここの仕組みを押さえなければ、2018年12月に西野亮廣さんが取った行動の凄まじさが伝わらないので勉強していきましょう。
せっかくなので端折らず詳しく説明しましょう
「アドセンス」と「アフィリエイト」という広告収入
まずブログでは二種類の稼ぎ方があります。
「AdSense(アドセンス)」と呼ばれる、クリック型の広告
「アフィリエイト」と呼ばれる、購入型の広告
ブログを読んでいると、時折広告が出てきますよね?
もしくは、気になる情報見てスクロールしてたり「次へ」を押したりしたら画面いっぱいに広告が出でバツボタンを探すのが面倒なやつですね。
あれがアドセンスと言われるもので、その広告をクリックすると、そのブログ作成者にワンクリックいくらか入るわけです。
これは広告の値段は規約上言えないのですが、よく「うまい棒何本分」という例えをします。
この広告を貼り付けておけばPV数(ページビュー=見られてる数)が、上がれば上がるほど一定の確率でクリックしてもらえます。
このパターンだと炎上商法は有効です。
[chat face=”woman1″ “align=”right” border=”red” bg=”red” style=”maru”]えー、でもそんなにクリックしてくれるものなの??[/chat]
なぜクリックするのかと言うと、あの広告はブログ内に「広告枠」を提供しているだけで、そこに流れる広告はあなたの興味があるものしか表示されないのです。
↑僕はここに広告枠だけ設置していて、ここ実際に流れる広告は見ている人それぞれ違います。
どうやって興味あるものだけ流すように出来るの??
どうやっているかと言うと、あの広告は「Google」が何を表示するかを決めているんです。
知ったらちょっと怖いと思うかもしれませんが…
あなたがGoogleで検索した履歴から予測されます。
あなたがGoogleフォトで撮った写真からで予測されます。
あなたがGoogleマップで行った場所から予測されます。
これらを分析したらあなたの思考なんて丸裸です。
僕らブロガーは「広告枠」を提供してお金をもらうわけですね。
炎上したらどうなるの??
仕組みはわかったと思いますので、この状況で炎上したらどうなるかを書きましょう。
アドセンス広告を貼るには、非常に厳しい審査を通過しなければいけません。
その審査通過して、広告を設置できるようになって、広告を設置したブログが炎上したら…
炎上の規模にもよりますが、ある程度の収入にはなるでしょう。
(同時にすごい量の誹謗中傷のDMが届きます)
ですが、Googleにも規定があって、いわゆる暴力やポルノ系、ギャンブル、喫煙、飲酒系には広告を貼る事が禁止されていて、そういうブログを書いていたら、Googleとアドセンス提携出来ませんし、したあとにそう言う事が発覚したらアカウントが取り消されます(通称アカBANG)。
そうなんです。
実は炎上商法はメッチャリスキーなんです。
「燃えるだけ燃えて、アカウントはBANGされて収益化もしない」なんてこともありますし、そもそも収益化の仕組みを作ってないのに炎上したところで一銭の金にもなりません。
収益化しないのに周りからは
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]炎上商法だー!
儲かってんだろー![/chat]
と、言われるのです。
たぶん地獄ですね。
アフィリエイトとは?
もう一つはアフィリエイトと言います。
こちらは聞いたことあるんじゃないですかね?
こちらの仕組みはとても簡単です。
ブログでオススメ商品を宣伝して「商品の広告」を貼るんです。
※アドセンスと違って、掲載する商品はこちらで選びます。
クリックした商品が実際に売れなければお金にならないのです。
こちらは、その文章を読んで「買いたい!」と思われないとだめなのでいくら炎上しても全くお金にならないのです。
だって、おでんツンツン男がブログで「おでん」紹介しても買わないでしょ?
カレーにヒ素入れた林真澄さんのブログに「カレー」の広告あっても買わないでしょ?
騒音おばさんのブログに「布団たたき」の広告があっても買わないでしょ??
ちなみに、ここまでかなり詳しく書きましたが、この辺の事を超絶わかりやすく書いているのが西野亮廣さんの「新世界」です。
詳しくは123P~128Pページに記載されてます。
↑芸術的なアフィリエイト広告の貼り方
炎上しても基本的には儲からない
一般人が無料でブログを書ける仕組み
さて、ここまでの炎上と収益も仕組みはご理解いただけましたか??
そういう目で見ると西野亮廣さんのアメブロを読んで見てください。
一切広告が出てこないんです。
他のアメブロを見てください。
芸能人のブログでも文末に「AD」「広告」と書かれた広告枠があります。
しかし、どうして西野ブログには一切広告が出てきません。
それが最初のクエスチョン。
#いきなりの世界ふしぎ発見!
実はこの答えが「西野亮廣さんがLINE BLOGからアメブロに移った」理由になるのです。
そのために一般人のブログと、芸能人のブログの違いを説明します。
説明ばっかでゴメンネ、でもここ理解しないと西野亮廣さんのダイナミックさが伝わらないんだよ。
芸能人ブログと一般ブログの違い
一般人のブログと芸能人のブログは仕組みが違います。
例えばアメブロには芸能人ブロガーと一般ブロガーがいますよね?
結論先にいいますけど、アメブロでは一般人はお金稼げません。
アメブロはアドセンス禁止なんです。
アフィリエイトも一部しか使えません。
ちなみに一般人でブログで稼ぐなら三択です。
・ワードプレス
・はてなブログ(有料版)
・ライブドアブログ
知ってました??
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]待て待て!
アメブロ見てたら、結構広告でてくるぞ??
たまにクリックしちゃうぞ!!
誰に金入ってるんだ![/chat]
それは運営母体です。
アメブロなら、サイバーエージェント社でしょう。
というか、そのように運営にお金が入る仕組みじゃないと「無料でブログ」を書けるわけがないのです。
「ブログは無料で書ける」というのが常識ですが、ネットに文字を残すに普通お金がかかるんですよ?
そこからアクセスに応じて芸能人に支払わているのではないでしょうか??
※これは憶測です。
先程のアドセンスはPVが伸びれば伸びるほど儲かるので、アメブロは利用者が増えれば増えるほど、広告収入が運営に入ります。
一般人が、広告塔となりアドセンスをしまくってその収入をサイバーエージェント社の収入になる。
そして、多くの一般人にブログを書いてもらうために芸能人がアメブロを書くわけです。
だって、せっかくブログ書くなら憧れの芸能人と同じ媒体選びたいじゃないですか?
なので、いくら一般人がアメブロで書いてPV集めても一銭にもなりません。
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]じゃあ、アメブロ最悪じゃん![/chat]
いえいえ、アメブロの良いところは利用者が多いから見てくれる人が多いのです。
なので、自営業の方が自分のサービスを直接宣伝するには一番向いているんです。
アメブロってホントに人に読んでもらえるんですよ。
広告収入では稼げませんが、自分のサービスの直接広告としては最強です。
ブログ媒体は、その性質をキチンと理解して使い分けるのが重要です。
西野は広告が気に入らなかった
さて、いよいよ本題です。
西野ファンの皆様お待たせしました。
このブログをここまで読んでいるのは西野さん本人か西野ファンだけでしょう。
もう、ブッちぎって西野さんの魅力を書いてくね!
今まではブログ収入のお勉強タイムだ!
こっからは西野タイムだぜー!!
いえーーー!
ドンドンドンぱふぅーぱふぅー
書き方も言葉使いも自由にやらしてもらうわ。
あのね、LINE BLOGの時は普通に広告あったんですね。
ですが、西野さんがLINE BLOGからお金もらってたかは知らないです。
ただある日西野さんは急に
それは先程言っていたアドセンス方式なんですね。
記事の途中には出てきませんが、記事の終わりとか記事と記事間(タイムライン)とかにポロッと入るんですね。
たぶん普通の人は気にもしないレベルの広告です。
ですが、それを見た西野さんは
これを見た人はまるで僕が勧めているように見えるよなぁ。
確かに、関係ない広告が出てきますが、そんな下品なものではありませんでした。
広告が多いのは「下品なブログ」と言う
確かに、記事中に広告がたくさんあるのは僕ら「下品」と言います。
僕らブロガーの中では広告は1記事に3つまでとされています。
長文でも4つを超える事はないでしょう。
1つしか広告貼らないなんてむしろ上品と言えますし、LINE BLOGさんも決して下品ではありませんでした。
LINE BLOGさーん。
僕のブログの広告消してもらえません??
LINE BLOG的にも西野さんのブログPVからの収益があったはずなので、その広告を外すのは難儀でしょう。
LINE BLOG的には「西野の真似してLINE BLOGを使う人」は得られるけど「西野のブログで発生する収益」は得られなくなるわけだ。
そんなのイチ担当者レベルじゃ絶対に判断できないよね!
そもそも担当者からしたら、西野さんが「金いらないので、広告を外して」って言ってくる意味がわからないですよね。
だって普通タレントだったら「もっと金よこせー」じゃないんですか??
タレントがブログ運営会社に「金をもらえない交渉」してきたんですよ??
そんな人います?
企業相手に交渉する時に
[chat face=”man3″ align=”right” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]え?
金をくれじゃなくて、どういうことですか?[/chat]
その中で「自分が本当にいいと思ったものしか勧めない」としているので、使ったこともない商品が僕のブログを読んでくださった人の目に止まるのは嘘になってしまうんです。
もし担当者なら「ちょっと社内で協議します」ってなりますよね??
ですが、西野さんはこの協議する時間が待てないのだ、せっかちなのだ。
導火線2ミリなんです。
その間にアメブロさんは
「広告を載せない」
「乗せる場合は本当に西野がオススメするものか西野のサービス」
という条件を飲んだということです。
おそらく何社か回ったのだと思います。
でも、初めてだと思います。
タレントが「僕にお金が発生しないならオタクで書きます」ってわけのわからない交渉してくるのは。
普通は「僕が書いたらオタクいくら払います?」です。
では、シンプルにその要望を叶えたければ自分だけのオリジナルブログをワードプレスと言うサービスで作れはいいんです。
それが一番簡単で、誰にも邪魔されないわけです。
でも、西野亮廣はアメブロを選んだのです。
西野の謎の要求(アメブロにメリットしかない要求)を信じたのでしょう。
誰かを勝たせるのが西野流
だって、ワードプレスで自作すればいいのにわざわざアメブロを選ぶ理由がブロガーの僕にはわかりません。
でも、西野さんは「自分だけ勝っても意味がない。文字を書くのであれば誰かを勝たせる場所で書いたほうがいい」という理論でわざわざ外部ブログサービスを利用しているのだろうと僕は考察しています。
いろいろ長く書いていきたが、広告も貼られてないのでいくら西野さんが炎上しようが1円も儲からないのだ。
そして、アメブロに移行した後に僕は見てしまったのです。
アンチに絡まれた時の西野亮廣の対応を・・・
西野亮廣の上品なアンチのさばき方
いつだったか忘れましたが、西野亮廣さんは
あの頃は意味が分かりませんでしたが、その後こんなことがありました。
西野アンチ君がTwitterで
[chat face=”man3″ align=”right” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]西野はブログが炎上すればする程、収入が入るようになっているからな。騒いでいる奴は西野の思うツボってわけだ。[/chat]
炎上には4種類って、詳しくはこの本がわかりやすいのでお勧めですよ。
そうなんです。
2017年末に西野亮廣は、今後の活動を見据えた時に「自身のブログに広告があることは、今後の活動において足枷でしかない」という理論にたどり着いていたのです。
だから「広告の一切ない(炎上してもお金にならない)ブログ」にしておく必要がであり、結果予想通りアンチからの「炎上商法だ!」に対して見事なまでのかわし方をできる体制を作っていたのです。
仮に
契約上お金はもらっていないが広告が貼られているブログ
(広告収入は運営に入るパターン)
だとしても、それは外部からはそれは分からないので
[chat face=”man3″ align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]いや、銭ゲバ西野がお金をもらっていないはずがない[/chat]
という声があがり、いちいち活動の邪魔をしてくる事が見えたのでしょう。
だから、あの時「広告の一切ないブログ」を作りに行ったわけですね。
それが、LINEBLOGからアメブロに移行した理由です。
ちなみに、ブロガーの僕から見てもLINEBLOGさんは使いやすいいいサービスです。
日本一下品なブログ作家西野亮廣
先ほども書きましたが、僕らブロガーの間では広告がやたら多いブログは下品と言われてます。
そう考えると西野ブログは広告が一切ないので、ほんとうにノイズのない上品なブログだと思います。
ただし、年に一回、7月3日だけはおびただしい数の広告の貼られた日本一下品なブログがアップされるのはここだけの話です。
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