教えたがりおじさん職場での対処法タイプ別3選!下心・マウント・承認欲求
あなたは、職場で「的外れなアドバイス」を、一方的にしてくるおじさんに出会ったことはないでしょうか??
はじめは親切だなと思うものの、2回目くらいからすでに「あれ?なんか変だぞ」と違和感を感じ、話しかけられるたびに雪だるま式に嫌悪感に変わっていくやつです。
このように、頼んでもいないのに女性限定で教えたがるおじさんが、職場には必ずと言っていい程います。
また、職場に限らずスポーツジムでも、教えたがりおじさんがインストラクターでもないのに、「マシンの使い方」を説明しようとしたりします。
他にもゴルフ場、ボーリング場、キャンプ場などにも現れます。
さて、職場にいる教えたがりおじさんにとって、教えるとは一体何なんでしょうか?
今回は、彼らの教えるという行為の正体と、具体的な3つの対処法を解説していきます
教えたがりおじさん職場での対処法タイプ別3選!マウント・下心・承認欲求
ビジネスの現場では「教えたがりに一流はいない」と言われています。
大前提として、教えたがりおじさんと、教えてくれるおじさんは違います。
困っている時に、的確なアドバイスをもらえるのは助かります。
しかし、教えたがりおじさんは「困ってない時に、的外れなアドバイスをする」という地獄的な特徴があります。
これは、「晴れてる日に傘を貸してくる」行為と同じです。
この場合は「晴れてるので、傘はいりません」と言えますが、教えたがりおじさんにとって「教える」と言うにはコミュニケーションの手段だと考えています。
つまり、あなたに近づきたいのです。
しかし、近づきたいの根底にあるのが「下心」「マウント」「承認欲求」のどれかがあります(複数の場合もあります)。
それでは、具体的に傾向と対策を確認していきましょう。
①下心みえみえタイプ:基本的に「女性」にのみ教えたがる
職場で一番困る教えたがりおじさんのタイプが、「下心みえみえタイプ」です。
とにかく、いかなる手段をつかっても女性に近づきます。
目的は「ところでさぁ~」「相談乗るよ~ご飯でもどう~」「最近さぁ~」という会話に続けることです。
目的はあなたと話すきっかけが欲しいから。
コミュニケーション能力が低いため、相手を楽しませる雑談ができないので、自分の話を強制的に聞いてもらうために「教える」という状況を作ります。
そして、「ほら、渡りに船だったろ?」「困ったらいつでも聞いてね」と悦にひたります。
まさか、ウザいと思われてるだなんてこれっぽっちも思っていません。
またプライドも高いためハッキリ断ったり、相手にされてない感を受信すると「せっかく教えようと思ったのに…」と、さもこちらが悪いかのような対応をしてきます。
対処法①大袈裟褒めるて切り上げる
この方法はスピードが命です。
アドバイスを受けたら「助かりました!ありがとうございました。」と、すぐに会話を切り上げましょう。教えたがりおじさんの狙いは、教えた後の雑談です。
「ところでさぁ~」を言わせる前に、会話を切り上げてその場から離れましょう。
対処法②愛想笑いをしない
下心のある教えたがりおじさんには「愛想笑い」はNGです。
真顔で「ありがとうございました。」と言いましょう。
真顔で言うのがポイントです。
教えてがりおじさんはコミュニケーション能力が低いため、不愛想な人とは会話が続きません。
その習性を利用しましょう。
対処法③チームプレイで撃退する
もし下心がセクハラの領域になっていたら、チームで対策をしましょう。
誰かに相談して、教えたがりおじさんに絡まれていたら、「助けに入ってもらう」という約束をしておきましょう。ヒドイ場合はシンプルに上司、人事、コンプラ窓口に相談しましょう。
対処法④はっきり断る
もしもあなたが、強めの性格であれば「あ、大丈夫です」とはっきり断りましょう。
もちろん真顔で。
②マウントタイプの傾向:男性には小篤的に、女性には自慢気に教えたがる
上下関係や礼節にうるさく、自分の思った通り(あいさつとか、気配りとか)動かないとへそ曲げるおじさんです。
もちろん①の下心みえみえタイプと併用される2冠王もいるので気をつけましょう。
目的①:教えることが優位だと思っている
「そんなことも知らないの?」「これくらい常識だよ」というマウントワードを使える状況が、教えたがりおじさんにとっての「教える」という行為です。
人にものを教えるのは、上の立場で下々のものはありがたく俺の言葉を聞けというセルフイメージです。
また、聞いてもいないのに知識をひけらかしてくるは「俺は優秀なんだよ」と見せつけたいだけです。
男性には攻撃的に、女性には自慢的に教えてきます。
ですが、だいたい時代遅れで今に適合していないエピソードばかりです。
目的②:役に立つ事よりも、人に勝つことが重要
マウント系の教えたがりおじさんの思考回路は、教える事で誰かの役に立つという考えはありません。
なぜなら、人間関係は全て「上下」「優劣」「白黒」の二択なので、教えると言う事に関しても知識量の勝ち負けでしか考えていません。
知らないと言う事は自分より下だという考え方です。
対処法①:知っていると怒るので「知らない振り」をする。
「へー、すごいですね」というフレーズを使いましょう。
ただ、こちらの精神衛生上、教えたがりおじさんの名前が「すごいですね」だと思うようにしましょう。ただ、名前を呼んでいるだけと思い込むようにしましょう。
対処法②:さすがです!という言葉に異常に弱い
すごいですね!よりも、効果的なのが「さすがです!」というワードです。
マウントタイプの人には、なぜか「さすがです」と言うワードがおもしろいくらい刺さります。
プリンにスプーンをさすくらいの刺さりやすさです。
おもしろいくらい機嫌が良くなるので試してみてください。
参考:マンスプレイニング
教えたがりおじさんは日本だけでなく、世界にもいます。
2010年の『ニューヨーク・タイムズ』の「ワード・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた言葉がマンスプレイニング( mansplaining)です。
これは、man(男)とexplain(説明する)をくっつけた造語です。
意味は「男性の自信過剰で不正確な情報で、女性や子どもに見下したように説明すること」です。
ちなみに、教えたがりおじさんについては一冊の本になっています。
③承認欲求:ただ認めて欲しいパターン
今までの下心みえみえタイプと、マウントタイプに比べればものすごくかわいいタイプです。
承認欲求を満たしたいだけの教えたがりおじさんです。
攻撃性もなく、被害性も低いため、こちらが適度に承認欲求を満たしてあげれば案外いい人だったりします。
ただし、①②の片鱗が見えたらすぐに対策は切り替えましょう。
目的①:「ありがとう」に飢えている
おじさんになると、立場も上になり怒られることが少なくなります。
これは職場でも家庭でもそうです。
そして、それと同じく感謝されることも少なくなります。なので、日常的にありがとうに飢えています。
対処法としては、勘違いされない程度に「ありがとう」を伝えましょう。
目的②:人の役に立っている事を実感したい
これも①と同様の理由です。バリバリ働いていた第一線から外れると、職場での存在意義というか「自己肯定感」を高めたい気持ちになります。
それが、誰かの役に立ちたい、困ってる人を助けてあげたいという気持ちからの行動です。
対処法としては、例え今の時代にそぐわないミスマッチなアドバイスでも「助かりました」と一言お礼を言いましょう。
彼はそれだけで満足なんです。
まとめ
職場で、教えたがりおじさんのターゲットになると大変ですよね。
ですが、上記の3タイプ(下心・マウント・承認欲求)別の対処法を駆使して、気持ちよく業務に取り取り掛かりましょう。
また、自分が「教えたがりおじさん」かもと感じている場合は、職場でのみんなのリアクションをよく観察しましょう。
女性はものすごく敏感に「下心」を感じますし、「マウント」してくる人のことを嫌います。
承認欲求の満たし方は、コミュニケーション能力を上げる事が一番です。
適切なコミュニケーション能力があれば年齢が上がろうが、煙たがられることはありません。
あなたに素敵な人間関係が訪れる事を願って、今日はペンを置きます。