サマーウォーズよろしくお願いしますの意味は?あんたならできるの答え!
サマーウォーズが、劇場15周年を迎え期間限定(7月26日から2週間)のリバイバル公演が決定しました。
そこで、今回はサマーウォーズの最も印象に残るのは、小磯健二君の「よろしくお願いします」のシーンですね。
今回は、あのシーンの本当の意味について解説していきます。
サマーウォーズよろしくお願いしますの意味は?あんたならできるの答え!
サマーウォーズのストーリー展開をざっくりいうと、王道のシンデレラ曲線的なストーリーです。
シンデレラ曲線とは、見ている人の感情がN字のように動く、ストーリー展開のことです。
①物語が始まる
②世界観の説明
・シンデレラがイジメられてる
・大家族の家に行く
③盛り上がる
・シンデレラが舞踏会で王子に会う
・侘助(わびすけ)が出てきて1回目のラブマシーン撃破
④どん底まで落ちる
・シンデレラが貧しい生活に戻る
・栄おばあちゃんの逝去
⑤超上昇局面
・ガラスの靴で王子と再開
・夏希の花札、健二の数学でラブマシーン撃破
⑥ハッピーエンド
アメリカでは、教科書に載るほどベターなストーリー作成法です。
そして、そのシンデレラ曲線のピーク時に発せられる言葉がよろしくお願いしますです。
でも、これって不思議ですよね?
バトルマンガなら、敵を倒すときは「いけーっ!」とか、「くらえー!」とか、「アンパーンチ!」とかじゃないですか?
実際に、夏希も花札でラブマシーンを倒す時に「いけー!」って叫んでます。
実はこれ、栄おばあちゃんに向かって叫んでいるんです。
気がつきました?
以下の内容を知ったら、最後の栄おばあちゃんが写真で笑うシーンの意味も深まります。
よろしくお願いしますの意味①栄おばあちゃんとの出会いのシーン
小磯健二くんは、フィアンセとして栄おばあちゃんに紹介されます。
そして、こう聞かれます
この時、小磯健二君は「はい」とは言ったものの、栄おばあちゃんの気迫に押されただけで自信なんてものはありません。
自信がない
よろしくお願いしますの意味②実は小さな声で言っていた食卓シーン
陣内家の食卓に大家族が集合しました。
その時に、陣内家の女性は口を揃えてこう言います。
この時、小磯健二君は「東大生」「旧家の出身」「アメリカ帰り」という、ハイスペック設定です。
栄おばあちゃんは
あたしの目に狂いはないよ。
陣内家の人間に半端な男はいらない。
じゃなきゃ、家族や郷土を守れるものかい
これは。決して設定に騙されているわけではなく、栄おばあちゃんの人を見る目なんでしょうね。
そして、この食卓を囲むシーンで、フィアンセとして紹介された小磯健二君は、陣内家のみなさんになんて言ったと思いますか?
小さい声で、自信なさそうに
そうなんです、実は1回ここで言ってるんです。
まだ、陣内家の家族になる自信がない小磯健二君が
やっぱり自身がない
よろしくお願いしますの意味③栄おばあちゃんとの約束のシーン
オズの混乱が侘助(わびすけ)の作ったラブマシーンだと言うことがわかり、激高する栄おばあちゃんです。
そして、侘助(わびすけ)をナギナタで襲い、一波乱あったあとにこう言います。
身内のしでかした間違いは身内でカタつけるよ!
そして、片づけが終わった小磯健二君は栄おばあちゃんに呼び止められ、花札をやります。
夏希を、よろしく頼むよ
この時の小磯健二君には、やはり自信がありませんでした。
自分に対する自信と、夏希を幸せにする自信がないのです。
そして、山から札をめくった栄おばあちゃんが一言
おわかり頂けたでしょうか??
小磯健二君の「よろしくお願いします」は、この栄おばあちゃんの「夏希を、よろしく頼むよ」に対して、終盤に自信をつけた事によって出た「よろしくお願いします」なのです。
このやりとりこそが、よろしくお願いしますの意味なのです。
よろしくお願いしますの意味④自信をつけていく健二君
栄おばあちゃんが亡くなったのをきっかけに、小磯健二君はラブマシーンが人の命に関わる危険な存在だと認識します。
そして、対策を意見しますが
と、女性陣の非難を一斉に浴びます
しかし、その姿にカズマが触発され、ラブマシーン撃破の算段を立てます。
たすけおじさんも、
きっと、カズマも見直したんじゃないかな。
ウチはどっちかというと女系家族だから、男が弱くてさ。
このあたりから段々健二君は自信をつけてきます。
自信をつけていくといよりも、覚悟を決めた健二君はもともとスゴイというところです。
ラブマシーンに負けた時も
数学とは違うんだよと言われても
あきらめたら解けない。
答えは出ないままです。
ここまで来ると完全に夏希も健二君のことを見直しています。
そして、夏希との花札こいこいバトルの後に、ラブマシーンとのラストバトルとなります。
よろしくお願いしますの意味⑤覚悟から出た一言と家族からの信頼
最後に小惑星探査機を陣内家に落とすという、とんでもない作戦にでるラブマシーンです。
陣内家は全員避難行動に移っています。
しかし、そこで小磯健二君だけは家に残り、パスワードを解き続けます。
何度も失敗して、何度も挑戦している姿に陣内家のみんなが動き出します。
最後は鼻血を出しながら、暗算でとくというパワープレイをしてパスワードを突破して、偽の補正情報を送信する時に
これが、陣内家の皆さんにも認められた、覚悟の一言です。
前日の栄おばあちゃんの「夏希をよろしくお願いします」に対しての答えなのです。
まとめ
サマーウォーズのリバイバル公演は7月26日から2週間限定で、全国の映画館で上映されます。
よろしくお願いしますという決め台詞には、こんなにも深い意味がこめられているのです。
自信がなかった小磯健二君を、ささえたのは紛れもなく「あんたならできる」という、栄おばあちゃんの言葉です。
その期待に対する答えとして、よろしくお願いしますなわけです。
それでは、これからもかめぴょんのブログをよろしくお願いします!
[…] あの、よろしくおねがいしまーす!は、おばあちゃんに向けられたものです。 […]