宮城リョータの母親は毒親?宮城カオルの「そんなこと言わせないで」
すごいすごいとは聞いていましたが、もうほんとエグイ面白さでしたね。
ただただ映画で気になったのが、宮城リョータの母親です。
とても美人なのと、ものすごい不幸を背負ってしまっているかわいそうな女性であることがわかります。
いろいろと会ったのでしかたないのですが、結構な毒親っぷりを発揮しています。
宮城リョータに「そんなこと言わせないでよ」と思うシーンもありました。
本日は宮城リョータの母親の宮城カオルの毒親っぷりについて書いていきます。
宮城リョータの母親は毒親?宮城カオルの「そんなこと言わせないで」
原作ありきの映画って、前提条件の説明が大変じゃないですか?
映画スラムダンクのすごかったところが、なんの説明もなしにストーリーが始まった事です。
なんの説明もなく山王戦がティップオフするわけです。
説明に一切時間を割かないことを許されたスラムダンクがのスゴイところです。
そして、この話は山王戦の興奮と、宮城リョータの過去の切なさを巧妙に描いています。
宮城リョータの母親カオルの気持ちにリンクしてしまう
この映画のストーリーは宮城リョータが中心となっています。
宮城家は、父親、母親(カオル)、兄(ソータ)、リョータ、妹(アンナ)の五人家族です。
物語は、父親が事故で亡くなるシーンから始まります。
泣き崩れている、宮城カオルに対して、まだ子供であるソータが
と、気丈に振るまいます。
泣くよね、この時点でスラムダンクをリアルタイムで見ていた世代は泣きますね。
なぜなら、宮城リョータの母親、宮城カオルは44歳の設定です。
僕らスラムダンクリアル世代はだいたい40代です。
宮城カオルに妙にリンクします。
宮城リョータの母親に書いた手紙が毒親の原因
母親の宮城カオルが、最愛の旦那に先立たれ、なおかつ長男のソータが海難事故にあってしまいます。
長男の気持ちを断ち切りたいのに、次男(リョータ)は「絶対に、長男の気持ちを断ち切りたくない」という描写について、もはやカオル目線で涙が出てきました。
子育ては本当に大変だよ!
カオルの気持ちがわかるのよ!!
だから、宮城リョータが山王戦の前に書いた「母上様」っていう手紙が、僕ら世代にグッとくるわけですよ。
更にいうなれば、書き損じた…
「生きているのが、俺ですみません…」
僕はリョータを抱きしめたあげたくなりました。
なんならヴェルタースオリジナルという飴をあげたくなりました。
ストーリーにもやられましたが、リョータの母親にもやられました。
ネットでは「りょーたの母は毒親」と出てきますが、精いっぱい精いっぱい親をやってますよ!!
あの頃少年だった、僕たちの琴線がカオル目線になっていることを表現した井上先生はさすがです。
リョータは、不良っぽくなってケンカやバイク事故で大けがするし、親としてはとても心配ですよね。
よく妹があんなに真っすぐ育ったなと思います。
宮城カオルの声優は「園先未恵」さん
宮城カオルって、輪郭がすこしゆるんでいて40代な感じがでているものの、すごく美人ですよね。
そんな宮城カオルの声優は「園崎未恵(そのざき みえ)」さんです。
[box04 title=”園崎未恵の主な作品”]・ワンピース ヴァイオレット
・ハイキュー!! 谷地仁花マネージャーの母親の谷地円
はじめの一歩 板垣の母
ヒロアカ 志村菜奈[/box04]
大人の落ち着いた女性を多く演じています。
まとめ
宮城リョータの母親カオルは、毒親と言われますが、実際にそんことはありません。
ちなみに、優秀な兄が亡くなって弟がコンプレックスを持つというのは、スタンドバイミーという昔の映画のオマージュとなっています。
スタンドバイミーでは、親が兄の葬儀で弟に「お前だったらよかった」という、ほんとにとんでもない毒親っぷりを発揮します。
宮城カオルも少しそれに似ているのですが、一度もバスケをやめさせようとしたことはないですし、こっそり山王戦も応援に行っています。
さらに、彩子さんと一緒に「いけぇ!リョータ!」と声援を送っています。
実際に高校生の宮城リョータが感謝の手紙を書くくらいですから、キチンと精いっぱい親をやっています。
宮城カオルが毒親と言われるのは、リョータに「生きていたのが俺ですいません」と書かせてしまったことです。
でも、それを乗り越えて、照れながらも家族の絆を取り戻した素敵な映画です。
そして、なにより美人ですよね。
なんか、悲しみを背負っているのも、なんだか僕ら世代には非常に魅力的です。
スラムダンクは、子供の頃のような試合の興奮と、大人の家族の大切さと切なさの両方を与えてくれました。