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パワーストーン詐欺の札束風呂インチキ広告!騙し方の真相を徹底解説!

みんなのかめぴょん

[chat face=”wp-1580424445435.jpg” name=”かめぴょん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]週刊誌の広告欄の「怪しいパワーストーンの広告」に目がとまることってあるよね?[/chat]

僕は男性なので、エロ本男性情報雑誌で、この様な広告を見たことがあります。


(↑↑昭和生まれの男性にとってはめちゃくちゃ有名な広告)

このパワーストーン詐欺は購入すると、ギャンブルが当たりまくり、女性にモテモテになるという「そんなもんあるなら売らないで独り占めしろよ」と思ってしまう謎の広告がある。

今日は皆様にこの広告の謎の真相をお話しようと思う。

他にも、エロ本男性情報誌のみならず、スポーツ紙等で怪しげなパワーストーンの広告を見た事はないでしょうか?
あの必ず幸せになれるやつだ。

そこで、こんな疑問にぶち当たったことはないだろうか??

[chat face=”wp-1580424445435.jpg” name=”かめぴょん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]こんな広告見て買う奴いるの??[/chat]

結論を言うといるのだ。

そして、この広告は怪しければ怪しいほど売り上げが上がる仕組みなっているのだから驚きだ。

怪しいほどパワーストーン詐欺は効果がある

これには壮大な罠が仕掛けられているのです。

と、言うと驚きの記事になるのだが、実は大きな罠はないのである。

逆にものすごい合理的でロジカルな仕掛けが組み込まれていて、関心すらしてしまうレベルのものなのだ。

それを、説明するにはまず営業の仕組みを知る必要があるので少しだけその話につき合ってください。

営業マンの「客の色分け」方法

僕は過去に不動産の賃貸仲介営業をしていたので、それで例えますね。
(わかりやすく言うとアパマンショップみたいな感じです)

賃貸の営業って部屋探ししてるお客さんを契約する事で初めて給料になるんですね。(少ない固定給+歩合というのがほとんどです)

月に10件近く契約しなきゃいけないのですが、どうしても土日に内見は集中します。

そこで、一番困るお客は冷やかしです。

冷やかしとまでもいかなくても

[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]良いのがあったら引っ越そうかなぁ[/chat]

くらいの軽いノリの客ですね。

今でこそネットで見て皆さん満足しますが、ネットがない時代は「とりあえず暇だし見に行ってみよう!見るのは無料だし!」という客が結構いた。

そいつらに捕まると貴重な「絶対引っ越さなきゃ!!」というA客を取りこぼしてしまうのです(他のお店に行っちゃう)。

S客(近日中に絶対に引っ越す人)
→転勤客、新大学生、新社会人

A客(絶対に引っ越す人)
→結婚等で既に現在の部屋に退去届を出している客、生活保護初受給で規定以内の部屋に住まなきゃいけない(費用は役所持ち)

B客(コチラの頑張り次第)
→いいのがあれば引っ越す

C客(来るなや!!)
→何となく部屋探し、部屋見るのが好きな人(かめペディア)

つまり、営業で最も大事な事の一つで「買わない客を見極める」と言うのがある。

時間は有限なので、そこを見誤ると売上は上がらない

パワーストーン詐欺をする場合の色分け方法

話を戻しますがあのパワーストーン詐欺についてですが、実に凄いロジックが組まれてるんですね。

まず注文すると、普通にモノが届きます。
でも、あれって一個数千円から1万円位だと思います。

で、あの雑誌に載せる広告費を捻出するには何個売れればいいのか?

おそらく、これを読んでいる人の中で買ったことある人はほとんどいないでしょう。
なので、あの広告にそんなに宣伝効果があるとは思えません。

そうなんです、あれは物が届いたが重要なんです。

例えば、魔除け系商品の場合、簡単な罠が仕掛けられてるんですね。
まぁ、高い清め塩を買わされたりとかですね。

だが、パワーストーン詐欺の極めつけはそんなもんじゃありません。

このような手紙が入ってるんです。

このパワーストーンは使い方を誤ると、高い効果は発生しません。
また、使用法を間違えると大いなる災いが降りかかる事もございます。
正しい使用方法はコチラにお電話ください。

090-××××-××××

あなたなら電話しますか?

しませんよね?

では、紐解いていきましょう。

発想の逆転!パワーストーン詐欺はふるいが重要!

正しい使い方に電話をすると

[chat face=”man3″ align=”right” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]不幸なことが続いていませんか?[/chat]

[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]はい・・・[/chat]

[chat face=”man3″ align=”right” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]それは呪いのせいです。除霊が必要です![/chat]

[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]やっぱり![/chat]

[chat face=”man3″ align=”right” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]除霊をするには今なら…[/chat]

と、言われ別料数十万円取られてしまうのだ。

[chat face=”wp-1580424445435.jpg” name=”かめぴょん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]んな、アホな!![/chat]

と、思うでしょう??

でも、世の中には確率は低いですがそういうのに高いお金を払ってしまう人がいるんですね。

ものすごい確率だと思いますよ。

だが、ここからが凄いんです。

もはや数学の問題ですし、詐欺師の発想の逆転方法が凄いです。・

パワーストーン詐欺師側になって考えよう

さて、今皆様は買う側の視点でしか考えてないので買うわけねーじゃんという発想になってますが、売る側の視点で見てみよう。

つまり、この商品どうやって売るの問題ですね。

有名な話では「エスキモーに冷蔵庫を売る方法」「刻み海苔ハサミの売り方」がありますね。

両方とも発想の転換で、冷蔵庫を寒冷地で「物を凍らせない箱です」って売ったり、刻み海苔ハサミは「シュレッダーです」って売ったらバカ売れしたという話です。

↑これはシュレッターです。

さて、ではパワーストーン(詐欺)をどうやって発想転換をさせるのか??

第一の衝撃!「誰に売るのか」設定が全然違う

まず、ゴールの設定がそもそも違うのです。

あの悪徳業者はパワーストーンを売って儲けようなんてこれっぽっちも思っていないのです。

ここが重要です。

目的は「除霊代に数十万払うやつを探す」です。

パワーストーンをたくさん売りたいではないのです。

「どうやって騙せるやつを探し出すか」です。

実は広告を怪しくすることでこんな効果があるのです。

まず怪しくても買う奴は次の3つのパターンに分けられます。

1.ネタで買うやつ
2.ちょっと信じてみようかなのやつ
3.わらにもすがる思いのやつ

そして、ここに怪しげにする必要性があるのですが、怪しくすることで普通の客が買わなくなるのです。

そうです!!

マトモな人をふるいにかけているんです!
マトモの客は除霊に数十万なんて絶対に払わないですよね?

マトモな客と言うのは、先程僕の仕事で説明したC客ですからね。

普通の会社でも「来るな」と心では思っているが客だから無下には扱えないのが実態です。

しかし、詐欺師は違います。

まず、マトモな客は来させないようにするのが鉄則です。

第二の衝撃!小銭は拾わない!

まずパワーストーンを自宅に届けるという事は、購入者の「住所」と「電話番号」がわかるわけです。

その情報から自宅訪問や電話できるだろうが、先程の表の「1」ネタで買うやつにアプローチをかけても意味がない。

フザケた対応を取られたり、やばいやつのフリして遊んだり、それをSNSにアップして楽しんでしまいます。(そういうyoutuber結構いますよね)

そんなやつに時間を掛けては売上が上がりません。

さらに、先程の表の「2」ちょっと信じてみようかなの人は難しいところです。
通常の営業で言えばゴリ押しと言う方法もありますが、パワーストーン詐欺の場合は摘発されるリスクがありますから押せばいいというものではありません。

押したところで

[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]まずはつけてみて効果があるか試してから…[/chat]

等などもっともらしいことを言ってきたり、土壇場になって

[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]一度、家族会議してから[/chat]

ここはグッとこらえましょう。
家族会議なんてされたらマトモな人が「やめてきなさい」と言うに決まっています。
詐欺というのは「正しい判断ができない一人の状況」でやるものです。

そこで「あの手紙」が役に立つのです。

来た!電話が鳴ったら大物確定!!

あの手紙を見て電話してきたという事は

マトモな人フィルターを潜り抜け、「正しい使い方を教えます」と言うとんでもなく怪しい手紙を信じて電話してきている人です。

状況を想像してください。

あなたは今…電話の前にいます。

RRRRR…

はい!

鳴ったら電話の向こうにはS客がいます。

確実に仕留められるS客です。
逃す手はありません。

一気に畳み掛けましょう。

[chat face=”man3″ align=”right” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]あなたには悪霊がついています[/chat]

[chat face=”man3″ align=”right” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]あなたが幸せになれないのは悪霊のせいです[/chat]

そして、その人の話をじっくり聞いてあげましょう。(傾聴というやつです)

その言葉の端々から家族構成など予想して、さりげなく

[chat face=”man3″ align=”right” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]あなたにはこんな家族がいませんか?[/chat]

と言い当てちゃいましょう。

そうすれば、彼女は自分で話したことなのに

[chat face=”woman1″ “align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]どうしてわかるんですか?[/chat]

集中して会話を聞き取れば、そのくらい予想できるものです。
僕でもできます。
これをコールドリーディングと言います。

詐欺でよく使いますが、営業でもよく使う手法です。
(逆に事前にきっちし身辺を調べ上げておくことをホットリーディングと言います)

そして!!

[chat face=”man3″ align=”right” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]霊媒師に見てもらいましょう、紹介します[/chat]

これで決まりです。

あとはその霊媒師がクロージングと言うわけです。

まともな人間なら200%決まらないでしょう。

ですが、S客からしか電話が来ないですからね。

かかってきた相手から徹底的に搾り取るんです。
じゃなきゃ1個1万円程度の商品と怪しい広告で、広告費を捻出できるわけがありません。

さらに、凄いのが1回目に「商品はきちんと届く」から消費者センターにクレームも入らないのです。

パワーストーン詐欺のまとめ

もし、ABC客を相手にするなら電話の前にたくさんの人員を用意していろんな話法を使って除霊に金払う人探さなければいけない。

昔の営業でいえば「分母を上げなきゃ、分子は上がらないだろう?とにかく数だ!」という、客を探す行為がある。

だが、この方法は真逆で「分母を減らせばいいじゃん」という一般人では思いつかないとんでもないロジックが組まれてるのです。

そうする事で電話番は一人か二人いれば十分です。
あとは紹介先の謎の霊媒師を用意しておけば完璧です。

これが、エロ本男性情報雑誌に隠された謎の広告の正体です。

皆様、謎が溶けてスッキリしたところでしょうが、どうしてかめぴょんはこんなに詐欺に詳しいんだろう?という新たな謎が生まれましたね。

ところで、最近あなたの周りに不幸なことばかり起きてませんか?

[chat face=”wp-1580424445435.jpg” name=”かめぴょん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]もし、よかったら霊媒師を紹介しますよ? [/chat]

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おもしろブロガー
42歳のただのおもしろ会社員です。
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