ものごとを「はっきり言う人」って、2種類いて性格の悪さからのきている人と、悪意はないけどはっきり言う人です。
性格の悪い人に関しては、関わらないのが一番ですが、そうは言っても関わらざるを得ない人っていますよね。
また、悪意はないけどはっきり言う人の言葉も、なんとく怖いと感じてしまう…
今回は、そんな悩みに対する対処法を紹介します!
もくじ
はっきり言う人が怖い時の対処法!
はっきり言う人は、「相手が自分の言動で怖がっている」とは思っていません。
むしろ
くらい、ポジティブに考えています。
ことわざでも「歯に衣着せぬ物言い」とあります。
辞書で調べると「つつみ隠すことなく、思ったままを率直に言う」「はっきりと、飾らないで言う」と言うポジティブワードが並んでいます。
ですが、現代のインターネットで同じ用語を調べると「思ったとおりをずけずけと言う」というネガティブワードが出てきます。
つまり、思ったことはハッキリ言わないで、きちんと「相手にわかりやすく、伝わるよう言葉を選ぶのがマナー」と言う事を学んでいただきたいです。
しかし、言う方は変わってくれませんので、対処策としては受け手側である、あなたの意識を少し変えてみましょう。
対処法①理解と受容「攻撃的でない事を受け入れる」
心理学用語になりますが、「理解と受容」という言葉があります。
怖いと感じるのは、相手との理解度(心の距離)が遠いから発生しています。
例えば、マンション等で上下階の音でトラブルになる時、上の階の人が「知らない人」と「知っている人」の場合では、受忍限度(我慢できる限度)が変わります。
つまり、相手のコミュニケーションスタイルを理解し、個人的な攻撃ではないことを理解できると「怖い」の感じ方が変わります。
しかし、性格の悪さからくる攻撃性は受け入れてはいけません。
対処法②自己主張の練習をしよう
はっきり言う人が怖いと思うのは、あなたが「はっきり言えないから」という事が考えられます。
それは、優しさい性格だったり、整合性の取れない発言はしないようにしているなどの引っ込み思案が原因だったりします。
はっきり言う人の特徴としては、多少の矛盾は勢いで言い切ってしまいます。
こればかりは、わがままな性格であれば理不尽を言い慣れているのですが、そうでない人は「自分の発言で不快に感じる人がいるなら黙っていよう」となりますが、それでは心が疲弊していきます。
小さなことからでいいので、自分の意見を言うという習慣を身につけましょう。
対処法③人間関係の境界線の設定をする
これは僕もやっている事ですが、「ここまで踏み込んできたら関係を切る」という人下巻系の境界線を引いています。
そこを踏み越えてきた場合は、どんな人だろうと「必要最低限の会話」「不機嫌な対応」をするようにしています。
と、はっきり言います。
しかし、これをやる時は誰か他の人がいる時にしましょう。
相手が逆上した時に止めてくれる人がいないと大変ですから…
対処法④相手のポジティブな面を見る
これも性格の悪さからきている「はっきり言う人」ではない事が大前提です。
はっきりと直接的なコミュニケーションを取る人は、意思疎通がしやすく、誤解が少ないという利点があります。
本当に裏表がないというパターンです。
なので、こちらがはっきりと言い返すことを望んでいたりします。
しかし、性格の悪さからくる「はっきり言う人」というのは、非常にやっかいで「自分はいいけど、他人はダメだ」という思考があります。
例えば、会社で我がもの顔でだらしない態度を取ったりしている人は
とか、言いますが、実際に後輩が同じような事をやると「生意気だ」と怒ります。
対処法⑤理由を尋ねる
なぜそのようなコミュニケーションスタイルを取るのか、理由を尋ねることで理解を深める。
コミュニケーションスタイルを知ろう
コミュニケーションには4つのスタイルがあり、「相手はどのスタイルなんだろう」と知る事が大切です。
そして、可能であれば「自分は4つのスタイルを人に合わせて使い分けれるようになる」のが理想です。
特に「アサ―ション」というスタイルを使えるようになると最強です。
①受動的スタイル
これは、「自分の意見や感情を抑え、他人の意見や要求を優先する」というパターンです。
はっきり言う人が怖いと感じるのは、自身がこのコミュニケーションスタイルしか使えないからではないでしょうか?
②攻撃的スタイル
「自分の意見を強く主張し、時には他人を威圧することがある」というパターンです。
男性に多い傾向です。
度が過ぎるとモラハラやパワハラになる危険性があるスタイルです。
しかし、自分の気持ちを優先させるというよりは「相手に丸め込まれないための防御」として、この攻撃的スタイルは身につけないといけません。
相手をやり込むための攻撃ではなく、自分の身(心)を守る時に使えるようになりましょう。
受動攻撃的スタイル
「表面上は合意しているように見せるが、心の中では不満があり、間接的な方法でやり返す」というパターンです。
シンプルに性格の悪いやり方です。
あなたが、このスタイルになることはオススメはしませんが、世の中にはこういうスタンスの人もいると言う事を理解しておきましょう。
アサーション(自己主張)スタイル:
「自分の意見や感情をはっきりと伝える一方で、他人の意見や感情も尊重する」パターンです。
これができれば苦労はしませんし、みんなこういう考えならいいなと思います。
しかし、これを可能にするのは「対話ができるか」です。
自分と違う価値観の人がいたとして、どっちが正しいという判断ではなく、「そういう考えもあるんだ」という思考になれる人ですね。
日本人は、「考え方の違う人とは仲良くなれない」という傾向があります。
欧米では、さっきまで白熱した議論してたのに、一緒にランチしてるとかよくあります。
それは「人と違って当たり前」という文化だからです。
なので、アサーションスタイルで「価値観の違う人との落としどころを見つける」という訓練ができれば、「はっきり言う人」に対しても、受け止め方、かわし方、主張の仕方、落としどころに見つけ方というのが出来るようになるはずです。
まとめ
はっきり言う人が怖い時というのは、本当に相手の性格なのか、それとも悪意があるのかの見極めができるようになりましょう。
それだけでも、かなり心は軽くなります。
性格の悪さや悪意を感じたら、物理的に離れるようにしましょう。
最近では人間関係で会社を辞める人も多くいます。
そして、できる対処法としては「4つのコミュニケーションスキル」を理解することです。
あなたが、この4つを使えるようになる必要はありません。
相手がこの4つのどれだという風に分類する事で、「こういうタイプの人なんだ」と理解が深まります。
理解が深まると、ストレスは軽減されます。
決して我慢しすぎて、あなたが壊れないようにしてくださいね。