12月26日にマーロン・タパレスに勝利し、ボクシング「スーパーバンタム級の統一王者」になった井上尚弥選手。
気になる次戦は、2024年5月に日本で開催予定となっています。
そして、対戦相手については現時点では未定です。
しかし、「ルイス・ネリ」が有力であると言われています。
もくじ
ネリ(ボクシング)次戦はいつ?井上尚弥と因縁対決実現の可能性は?
ルイス・ネリと言う選手は、日本のボクシング界と因縁関係があります。
と、いうかルイス・ネリは「WBCからは無期限資格停止処分」と「日本ボクシングコミッション(JBC)からは日本でのボクシング活動永久停止処分」を受けている選手です。
ネリの日本での二つ名は「悪童」です。
井上尚弥と因縁対決実現の可能性は?①ネリ以外の井上尚弥との次戦候補は誰?
2024年5月に予定されている井上尚弥選手との試合の候補者は「ルイス・ネリ」以外にムロジョン・アフマダリエフ選手がいます。
ウズベキスタンの29歳の選手で、元WBA&IBF統一世界王者(2団体制覇)です。
12月26日に、井上尚弥選手と対戦したマーロン・タパレス選手に敗れた選手です。
2023年4月8日のタイトルマッチ「(王者)ムロジョン・アフマダリエフ VS (挑戦者)マーロン・タパレス」が判定でマーロン・タパレス選手の勝利。
しかし、判定が疑惑であると主張する事態に発展しました。
その後、特に再戦などの指示もなく王者が入れ替わりました。
そして新王者のマーロン・タパレスが井上尚弥選手に挑み敗れたと言う状況です。
そうとなると、ムロジョン・アフマダリエフ選手も「井上尚弥に勝って、タパレスに勝っていたことを証明したい」という気持ちになるでしょう。
井上尚弥と因縁対決実現の可能性は?②ルイス・ネリはどんな選手?
「悪童」ネリと、呼ばれている選手です。
なぜ、悪童と呼ばれているかと言うと、素行が悪いからです。
具体的には「ドーピング疑惑がある」「計量オーバーを繰り返す」の二つです。
以下に2018年の山中慎介選手とのことを書きますが、その後も同様のことを繰り返しています。
①ドーピング疑惑
2017年8月15日に、神の左の異名をもつ「山中慎介(帝拳ジム)」チャンピオンに挑戦者としてきたのがルイス・ネリです。
当時、山中伸介は13回チャンピオンを防衛するという強さでした。
結果は4ラウンドでネリによるフルボッコされてしまいTKO負けです。
しかし、8月23日にドーピング検査の結果「陽性」だったと報告があがった。
その後、WBCから「ドーピングに対する処分」として、「王座はく奪のうえ、山中慎介と再試合しなさい!」という命令が下りました。
そして、2018年3月1日に山中伸介と再戦…
②計量オーバー
ドーピング疑惑からの、因縁の再戦の前日計量。
ルイス・ネリは、バンタム級の118ポンドを5ポンドオーバーの123ポンドで登場です。
再計量でも、2ポンド落とした121ポンドでした。
ふざけてるとしか言いようがありません。
実際に山中慎介選手も「ネリ、ふざけんなよ!」と切れていました。
そして、特別ルールで試合開始です。
・山中が勝ったら、山中がチャンピオン
・ネリが勝ったら「王座」は空位
・引き分けでも「王座」は空位
つまり、王座はく奪ですね。
で、試合はネリが1ラウンドから一方的にフルボッコにする試合展開となり、2ラウンドKOで勝ちます。
そして、山中慎介は引退しました。
③ボクシングにおける計量の重要性
ボクシングでは、体重が厳密に管理されています。
ボクシングでは体重は「キログラム」ではなく「ポンド」という単位を使います。
おおよそですが、「1ポンド=450グラム」です。
そして、1階級がだいたい4ポンド刻みなので、1階級「1.8キロ」と考えてください。
※かめぴょんはキックボクシングジム経験者
井上尚弥と因縁対決実現の可能性は?④気になる戦績(めっちゃ強い)
そんな、悪童というような態度の選手ですが、ボクシング強いの?という疑問があります。
36戦35勝(27KO)1敗
マンガみたいなレベルの強さです。
この1敗も2021年で、「ネリが敗けた!!」とニュースになるレベルでした。
「ブランドン・リー・フィゲロア 」選手に敗けましたが。
ちなみに、フィゲロ選手はその後「スティーブン・フルトン」選手に敗けています。
※フルトンは井上尚弥選手のひとつ前の対戦相手
・WBCアメリカ大陸バンタム級王座
・WBC世界バンタム級シルバー王座
・WBC世界バンタム級王座(防衛0=剥奪)
・WBC世界スーパーバンタム級王座(防衛0)
・WBC世界スーパーバンタム級シルバー王座
・WBOインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座
ファイトスタイルは?
サウスポースタイルで、足をよく使います。
前手を下げる「デトロイトスタイル」で、ショルダーガード、バックステップ、ダッキングなどディフェンス力が非常に高いです。
そして、パンチが当たりだすとハンドスピードがグングンあがって、ラッシュに入ると左右のフックが止まらないというタイプです。
「パンチが当たりだすと、一気に試合が終わる」というスタイルです。
井上尚弥と因縁対決実現の可能性は?⑤井上尚弥!「ネリを倒してくれ!」期待されている
このように悪童っぷりを発揮しているネリですが、なぜそれでも試合が組まれたり、ボクシング興行が成立するのでしょうか??
それは、単純に強いからです。
そして、挑発もよく行い井上尚弥選手にも「5ラウンドで倒してやる!」と息巻いています。
そして、ボクシングファンでは「井上尚弥!ネリを倒してくれ!」と思っているが多いです。
なぜなら、あの山中慎介選手の雪辱を晴らして欲しいと思っているからです。
また、世界のメディアもルイス・ネリの「計量オーバー」「ドーピング」を重く受け止めています。
なので、アメリカボクシング情報誌も「井上とネリ」の試合を切望しています。
ネットの声はこんな感じです。
井上尚弥なんぞこれw強すぎでしょw
まじでネリ倒してくれ!— ゆずまん (@yuzumankabu) May 25, 2018
井上尚弥すんご笑
ネリ倒してくれえー— ひじきまる。 (@higikikuko) May 25, 2018
しばらくバンタム級らしいのでネリ倒して欲しい! ネリだけは許せない😡
— エコ二コ (@econicopeco) December 26, 2023
次戦まだ階級上げないだろうからやっぱりネリ倒してほしいよなー。
山中の分までとは言わないけども、ねえ。— てん (@tenten1050) December 26, 2023
ついでに、2021年のポストでもこれです。
この頃からの因縁なのです。
世界レベルであの戦績やからな
井上尚弥には山中慎介とやったネリ倒して欲しかったけどな— みむら (@RYoUsUKeEEeeE) June 21, 2021
僕も心の底からこう思っています…
まとめ
ネリの次戦は、井上尚弥選手であって欲しいですね。
現在ネリは、日本でのボクシング活動禁止の決定を受けていましたが、井上尚弥選手との対戦に向けてなのか、その制限も解除されました。
ちなみに、ネリの二つ名は悪童以外に、メキシコでは「豹(ひょう)」と呼ばれています。
もし、井上尚弥と因縁対決実現した場合は
豹(ひょう)VSモンスター
ネリには、井上尚弥選手のように「ボクシング正統派」に倒して欲しいという願望があります。
それは、世界共通の願いでもあります。
最近はブレイキングダウンなど、素行が悪い事がカッコイイという風潮がありますが、「どうやって勝つか」と言うのも、ボクシングの見所であります。
ネリの次戦は「ノックダウン・アーティスト」の井上尚弥選手であることに期待しましょう。